2004年12月7日
「鞍ヶ池公園
(くらがいけこうえん)
愛知県豊田市
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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望遠レンズといえば動物園。
というのも一つの定番。
でも動物園はなぁ。昔からちょっと苦手。
しかもひとりで行くとなると、
苦手とかいう問題でもないような……。
ここはひとつ、小規模で無料のところから
手探りで行ってみよう、
ってことで、鞍ヶ池公園へ行ってみた。
途中で移動動物園の車の後ろについた。
こりゃいい。後に付いていけばいいだろう。
やっぱり連れて行ってくれた。
無事駐車場に到着。
と喜んでたんだけど、実はここは一番手前で、
もっと奥に広くて便利な駐車場があった。
しまった。
ここはちょっと遠かった。
ここがその広い駐車場。
他にもあちこちにたくさんある。
すべて無料で、800台もとめられるらしい。
が、現在、鞍ヶ池公園は大がかりな
リニューアル工事中で、
駐車場も一部しか使えないようだ。
そのため、客もまばら。
工事中というのはネットで知っていたけど、
想像を上回る大規模工事にひるむ。
部分工事ではなく、ほとんど全工事に近い。
閉鎖してるところだらけで、
利用できるところが一部分といった方が
いいくらい。
ここは入ってすぐの桜園。
上の方に展望台らしきものも見えるけど、
立ち入り禁止。
なんか、工事現場に入り込んでしまったようだ。
とりあえず今回の目的の動物園は
開いていた。
ここも無料で入れる。
人いるのかなぁと思ったけど、
貸し切りとはいかず、
ぼちぼちパラパラいた。
カップルとか、親子連れとか。
おっ、動物発見。
って、ありゃ。
犯罪者のように目隠しになってるー。
こら、動くんじゃありません。
といっても言うことを聞いてくれるはずがなく、
動物園だけに檻も頑丈で、
写真を撮るには適していない。
動物園の動物を撮るのって意外と難しい。
というか、すごく難しい気が。
オートフォーカスも確実に柵に合う。
これは手強い。
うーん、柵が邪魔だ。
なんとかならんのか。
ならないよなぁ。
とりあえずこういうシーンで
オートフォーカスは使えないことが分かった。
仕方がないので、マニュアルフォーカスに
切り替える。
しかし、これ、面倒だし、
液晶ビューではピントが合ってるのか
合ってないのか、今ひとつ分かりにくい。
かろうじでピントがあった、か。
柵も細くて、動物との距離があれば
前ぼけになって多少は見やすくなる。
ところで写真を撮ることに気を取られて
動物の名前とかを見てなかった。
いかん。
これは誰だ?
ヤクシマヤギというのがいたと思ったけど、
それがこいつだったかどうだったか。
こいつがヤクシマヤギかもしれない。
じゃあ手前のやつはなんだったんだ。
これはシマウマだ。
しかし、どれも一頭ずつで、
寂しそうだったなぁ。
無料動物園だからしょうがないんだけど、
うーん、やっぱり動物園はなぁ。
ダチョウが首を出して、
何かが気に入らないのか、
空気中に噛みついていた。
ずっとウロウロしっぱなし。
デジでは追い切れないほどに。
にわかバードウォッチャーの私としては、
鳥が撮れるのは嬉しいんだけど、
でもやっぱり檻の中にいるのを撮っても
楽しくないーと思ってしまった。
やっぱり鳥も野鳥を撮るのが楽しいんだな、
と思った。
動物園は確かに見るところでもあるんだけど、
写真を撮る楽しみというのもあるはず。
そのための工夫をしてる動物園って
あるのかないのか。
部分的でもガラス張りにしてくれると
嬉しいんだけど。
鳥カゴの鳥。
名前をメモしておくべきだった。
すっかり忘れてしまった。
上のはクジャクだったはず。
こいつはキジか何かか。
クジャクバトだったかな。
手品師が使う白いハトじゃない。
しっぽが違う。
飼育員のおじさんにまとわりつく鳥たち。
でも、ここってどうやって運営されてるんだろう。
豊田市が全面的に資金を出してるんだろうか。
しかも、あの大規模な工事。
意外と豊田市は金持ちなのか?
それとも他にスポンサーがいるのか。
フラミンゴはなつかしい。
子供の頃、家の近くに「喫茶フラミンゴ」
というのがあって、
ガラス越しに飼われてるフラミンゴを
見ながらコーヒーを飲む、
という名古屋的な喫茶店に
よく父親に連れて行ってもらってたから。
アヒル、だと思う。たぶん。
他にも大きな鳥かごの中の池には、
カモ類などいろいろいた。
これオシドリかなぁ。
一羽で、ふてくされたように
離れてしゃがみ込んでいた。
ここはサルがいる檻のあたり。
お客はこんな感じ。
いたってのんびりムード。
わっ、サル、難しい。
動きがすばしこくて、
ピント合わせもままならない。
構図とかそんなこといってる場合じゃない。
わー、飛び跳ねたー。
ここも檻が邪魔だぁ。
すき間から顔を撮れればよしとしなければ。
サルの種類はけっこう充実していて、
いろんなやつがいた。
こんなサルもテレビでも
見たことがないやつだ。
なんだか悲しげな顔をしたサル。
動物園はどうも感傷的になるから苦手。
けど、痛みを知るという意味でも
動物園へ行くことはいいことかもしれない。
特に私にとっては。
動物園の隣には観光牧場がある。
ふれあい動物園ってのも、
兼ねているのかな?
ここも開いていたので行ってみる。
これは木曽馬だ。
この体型が標準体型なのか?
すんごいずんどうだけど。
足遅そうだなぁ。
元々は農耕用なのかな。
これも模様違いの木曽馬なのか。
牛模様だ。
これは室内にいたやつ。
何者?
角があるからヤギ?
顔がちょっとテリー伊藤みたい?
ウサギもたくさん室内にいた。
これは子供が触れて楽しむための
ものだろうと思う。
牧場の外にある放牧場のようなところは、
けっこう牧場らしい風景だ。
ちょっと雰囲気のある階段の小径。
一面枯れ葉の絨毯になっていた。
わずかに残った紅葉の木。
紅葉も気がつけば多くが落葉してしまった。
暖かい秋だったけど、
気づけば季節はもう冬だ。
花らしい花といえば、
このカンツバキくらいになってしまった。
これから3ヶ月は花を撮りたくても撮れない。
室内の植物園にでも行こうか。
牧場を後にして、
虹のかけ橋の方に向かう。
そろそろ夕暮れが近づいてきた。
橋を渡ったところにある、
うるわしの塔。
ここも行けなくなっているかと思ったけど、
行けば登れたのかもしれない。
それにしても、こちら半分は
大部分が工事中でダメだ。
植物園も完全閉鎖していた。
北側はほぼ全面的に行けないように
なっていた。残念。
鞍ヶ池の周りさえ歩けず、
ボートも乗れないようだ。
本当はこの先にある展望台へ行きたかった
のだけど、通行止めになっていた。
車で外から回っていけば行けるらしいけど、
今回は行けず終い。
夕暮れの鞍ヶ池。

 とにかく今現在(2004年12月)、鞍ヶ池は大工事中で、施設の3分の2は閉鎖されているような状況になっている。
 工事終了予定は、2015年らしい。
 ……。
 ホントに?
 10年以上かけて何をどうしたいんだろう?
 そんな歳月があったら、最初から作った方が早いんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。
 順次やっていって、その間閉鎖せずに続けようということなんだろうけど、しかし壮大な工事だ。
 リニューアルしたらぜひもう一度行きたいとは思うけど、あと11年も生きていられるのか、私?

 とりあえず動物園と牧場はやってるから、それ目当てならいい。今は訪れる人も少ないし。
 ただ、動物園の目玉だった、アムールタイガーが2頭ともいなくなってしまったのは残念なところだ。

 なにはともあれ、無料は今のうちだけかもしれないので、リニューアルを待たずに行くのも手かもしれない。
 2005年には第一期工事が終了するらしいので、それを待ってからの方がいいか。

 動物園はやっぱり苦手なままだけど、動物園の動物撮りにもまた挑戦したい。
 次は東山動物園でやや本格的に。

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