2004年12月1日
「定光寺周辺
(じょうこうじしゅうへん)
愛知県瀬戸市
地図
撮影 OLYMPUS C-2020ZOOM

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最近、ずっと家で眠りっぱなしで出番のなかった
C-2020ZOOM。
久々に持ち出して使ってみることにした。
今日は時間がなくて近場の定光寺へ。
前回行ったのは夏で、今は紅葉の時期。
だからまた別の発見もあるだろうということで。
写真は行く途中の尾張旭の旭前。
ここも少し紅葉していたけど、
全体的に赤茶けた感じ。
定光寺手前の山も、紅葉というか、
冬枯れで赤茶色をしていた。
本格的な冬を思わせる色だ。
今日はけっこう寒かったし、気がつけば12月だ。
もう季節は秋じゃなく冬なんだな。
定光寺前にある小さな池。
紅葉の調子はどうだろう。
外から見るとそれなりに赤くなってるけど、
このあたり一帯が紅葉してるという感じでもない。
一応名所ということになってるのだけど、
それは主に境内のことなのかもしれない。
階段手前のこの木は絶好調に赤かった。
こんな木が100本も集まってれば、
ものすごく感動的なんだろうけど、
なかなかそんな光景はないものだ。
久々に使ったC-2020ZOOMは、
なんだか使いづらく感じられる。
広角側35mm(換算)だとどうも狭く感じるし、
露出もこんなに気まぐれだったか。
光の加減でコロコロ変わって安定しない。
同じ場所で撮っても、すごく暗くなったり、
赤すぎたりする。
何枚か露出を変えて撮ったんだけど、
それでも使えない失敗写真が多かった。
これはレタッチソフトでも救えないほどのアンダー。
門の入り口から中をのぞき見ると……。
感動的な光景が目に飛び込んでくる、
というわけではなかった。
本堂前の境内にはポツリ、ポツリと、
離れ気味に赤が配置されている
といった感じになっている。
最近たくさん紅葉を見てるから、
この程度では驚かない。
それに、もう時期はずれになりかけてるのかも。
モミジの赤はけっこうきれいに出ていた。
あと黄色とのコントラストがあれば
もっとよかった。
あと、まとまっていないので、
やや散漫な印象になってしまう。
今年は特に良くない
というのもあるのかもしれない。
参道の入り口付近。
このあたりもまずまず。
こんな感じでもけっこう人が訪れていた。
ぞろぞろとパラパラの中間くらい。
寺を後にして、定光寺公園へ行く。
これは公園内の正伝池。
そんなに大きな池ではないけど、
ボートにも乗れる。
池の周りの紅葉もぼちぼち。
池の周りを一周歩いてみた。
夏に来たときはトンボやチョウがたくさん
飛んでいたけど、今はもういない。
紅葉はちょっと寂しいか。
池の周りをぐるりと囲むと、
もっと有名になると思うんだけど。
池の周りの遊歩道のところ。
ここのコントラストはけっこうよかった。
やっぱり紅葉は赤だけじゃなく
黄色があるとずっと華やかな彩りになる。
あとはここに鮮やかな緑が欲しいところ。
池にはかなりたくさんのカモたちがいた。
しまった、こんなにいるとは思わなかった。
C-2100UZを持っていけばよかった。
3倍では寄れないからもどかしい。
ここにも少しだけ桜が咲いていた。
小原村の四季桜とは違うようだ。
冬桜というやつか。
桜のアップその1。
マクロレンズを付けて撮影。
うっ、狭い。
C-3030ZOOMに慣れているので、
C-2020ZOOMでは狭く感じてしまう。
マクロレンズはピントが合う場所が一ヶ所だから、
やっぱり少しでも広い方が助かる。
液晶も見づらくてピントが合ってるかどうか
判断ができないことが多かった。
桜のアップその2。
あら? 別の種類?
色も違うし、花びらの数も違う。
個体差、じゃないと思うけど、どうなんだろう。
おおー、野生のホトトギスが咲いてる。
ちょっと感動。
森林公園の植物園で育てられてるのは見たけど、
野生のは初めて見た。
まだこんな時期でも普通に咲いてるのか。
これは公園を出て、定光寺駅へ向かう
途中の道ばたにあった。
以下の花も同じあたりに。
狭いっ。
窮屈だぞ、C-20202ZOOM。
こういう大きめの花だと全体が撮れない。
もう少し倍率の低いレンズも
持っていけばよかったか。
この花はなんだろう。
小さなヒマワリくらいあったんだけど。
5センチくらいかな。
しかし、冬らしくない花だ。
なんだこりゃ。
これも初めて見た。
上の花もだけど、もしかしたら、
このあたりに咲いていたやつは、
純粋な野生ではなくて、
誰かが植えた人工の花なのかもしれない。
山野草のポケット図鑑に載ってないから。
これも見覚えがないなぁ。
それにしても、12月とは思えないほど
たくさんの種類の花が咲いていた。
他にも何種類かあって撮ったんだけど、
ポンぼけや手ぶれ使えないものもあった。
リュウノウギクか、ノジギクか、
まったく別ものか。
紅葉を撮りに行ったら、
思いもよらず花接写になった。
これはこれで楽しかったのだけど。
うわっ、手ぶれった。
C-2100UZの手ぶれ補正のありがたみを
あらためて知る。
あればかり使ってると、
写真が下手になるかもしれない。
そういえば思い出したけど、
C-20202ZOOMはかなり手ぶれしやすいデジだ。
特にこういう遅いシャッタースピードのとき。
最近手ぶれ写真が減ったから上手くなったと
思ったらそれは錯覚だった。
C-2100UZは手ぶれ補正だけど、
DC4800は手ぶれしにくいデジなのだということが
分かった。
定光寺駅。
上の方に見えてるのが走ってる電車。
駅まで行こうかと思ったけど、
また次の機会に。

 二回目の定光寺は思った以上の発見があって面白かった。
 どこでもそうだけど、季節を変えて行くと、また違う面が見られて楽しいものだ。
 定光寺の場合、秋の紅葉もいいけど、断然初夏がいい。
 野生の蛍も見られるらしいし、生き物も多い。
 近くに「蛍の里」という施設もあって、そこでは自然の中で飼われているたくさんの蛍を見られるんだとか。
 散策ということでは、遊歩道から高根山を通って山星山へ歩くコースもある。
 これも一度歩いてみたいと思っているのだけど、往復3時間半コースらしいので、時間と体力の余裕のあるときにしたい。

 C-20202ZOOMは、久しぶりに使ったら意外と手強いデジだと感じた。
 必要充分な画質と、ダイナミックレンジが広い(300万画素機に比べて)ことでレタッチ耐性も高いから加工がしやすいのはいい。
 ただ、35mm(換算)は、DC4800の28mmは別としても、C-3030ZOOMの32mmよりかなり狭く感じられる。たった3mmのことだから感覚的な部分なのだけど、目で見て入ると思うものが入り切らなくてもどかしい思いをした。
 あと、かなり手ぶれしやすい。そんなに軽いというわけでもないのに手ぶれするというのは、シャッターの押し具合かもしれない。少し固くて深い気がする。
 それから液晶も見づらい。ピントが合ってるのかどうか判断できないことが何度かあった。特にマクロレンズを使ったとき。この点でもC-3030ZOOMの方がよくできてるように思う(C-3030ZOOMも別の問題がいろいろあるのだけど)。
 とはいうものの、基本的な実力の高さを再認識もした。300万画素機と比較しても、劣ってる部分よりむしろ勝ってるところも多い、いいデジだと思う。

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