2004年11月24日
「平和公園
(へいわこうえん)
名古屋市千種区
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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いわし雲と黄色く染まった木。
秋もだんだん深まってきた。
時間がないときは近場へ。
今日は平和公園。
この名前は全国にあるのだろうけど、
ここは名古屋市千種区の平和公園。
平和公園といえば名古屋人の99パーセントは
お墓のイメージなんじゃないだろうか。
桜の名所でもある。
紅葉の名所とは聞かないけど、
意外にもかなり紅葉していてきれいだった。
ここらでは一番早いかもしれない。
車もかなりあった。
駐車場も埋まっていたし、路上にも。
もちろんお墓に訪れた人だけではなく、
公園に遊びに来てる人など、
それぞれだろう。
赤より黄色が多かった。
黄色といえばイチョウというイメージだけど、
いろいろあるようだ。
平和公園の案内図。
内側の色分けしているところは
お墓の区域なので、大部分がお墓地域になる。
墓石の数も相当なもので、
敷地もかなり広い。
その隣に芝生の広場や猫ヶ洞池がある。
あと、ここには載っていないけど、
下(南)に森林が広がっている。
野鳥が多いことでも一部では有名らしい。
早速駐車場横の芝生で鳥発見。
これはハクセキレイかな?
子供が走ってきたのに驚いて
飛び立ってしまった。
ああー、待ってくれー。
まだ撮らせて欲しいのにー。
しかも、結局今日撮れた鳥写真はこれだけ。
ううっ、けっこう粘ったんだけどなぁ。
このあたりがユーカリの林のはずなんだけど。
外のがそうなのか、ハウスの中のがそうなのか、
両方そうなのか?
東山公園にいるコアラのため(だけ?)に、
ここで大量のユウカリを育てているらしい。
コアラはユーカリの好みには
ものすごくうるさいんだとか。
離れた場所にもそれらしい木が
たくさん植わっていた。
全部で一万本も植えられてるらしい。
猫ヶ洞池。
釣り人がけっこういた。
池といえばつきもののカモ軍団は?
あれ? いない?
ぐるっと半周回ったけど、
それらしい姿は見あたらなかった。
ここはいないのか。
釣り人や人通りが多いからか、
エサが少ないからか。
それともたまたま見つからなかっただけなのか。
池の周りはこんなふうに遊歩道になっている。
散歩の人や犬を連れた人、
ジョギングの人、通行人など、
あれこれ人は多い。
あまりのんびり散歩していられる
感じではないかもしれない。
広場側は墓地とは関係なく、遊びに来てる人が
たくさんいた。
平和公園一万歩コースの標識があった。
東山とはまた別のコースだろうか。
今日はそこまで歩くつもりはなかったので、
南の森林へ向かう。
紅葉が揃う前に落葉してしまったところ。
ここもちょうど飛行機のコースになっていて、
ひっきりなしに上空を通過していく。
小牧空港が近づいているので、
高度もけっこう低くてうるさい。
ここの芝生広場もかなり広い。
名古屋市内も中心はさすがにこういう緑地帯は
少ないけど、郊外はかなりたくさんある。
ということが最近よく分かってきた。
今まで意識してなかっただけなのだけど。
そういえばひとりで訪れてる人も多かった。
釣りとか、墓参りとか、
こういうふうにスケッチしてる人とか、
散歩してる人とか、犬連れとか。
ひとりでいると割と浮きがちの場所もあるけど、
ここは案外そうでもない。
枯れて葉が落ちた木々。
桜の名所なんだけど、どのあたりなんだろう。
探したけどそれらしいところは
分からなかった。
桜の季節は前を通りかかるくらいだから。
タンポポの胞子の群れ。
タンポポといえば春というイメージだけど、
秋もタンポポの季節らしい。
咲いてる花もたくさんあった。
うわぁ、やられてる〜。
ここはスピード取り締まりの名所でもあるので、
絶対に飛ばしてはいけない。
しょっちゅうやっているから。
平和公園の南の道路で。
道を渡って南の森林に入る。
一応入り口にはこんな看板があったりするけど、
ここは整備された緑地ではないので、
入ってしまえば案内など一切ない。
あまり人も踏み込まないのかと思えば
そうでもないようで、道はしっかり踏み跡がある。
両脇の草も伸びてきてないし、
それなりに人通りがあるということだろう。
中にはこれといった見所も何もないのだけど。
うわっ、なんだかいきなり湿地帯だ。
足が泥にのめり込む。
一応、木を置いて渡してあるのだけど、
靴をどろんこにせずに進むのは不可能に近い。
こりゃいけない、ということで引き返す。
別の道を探そう。
小さな池のようなところに出た。
魚もすんでないようなところで、
池というより沼といった方がいいか。
池の横の木が半端に紅葉していた。
でも森林の中で紅葉してるのは
ここくらいだった。
ここは紅葉の森じゃない。
森林地帯はそんなに広いわけじゃないから、
迷うことはそうないと思うけど、
こんなふうにいろいろ道が枝分かれしていて、
標識のたぐいはまったくない。
太陽の位置で進む方向を把握するか、
飛行機が飛んでいくのが北だと知るしかない。
野鳥はとにかくたくさんいた。
と思う。
声だけはいろいろな種類が聞こえていたから、
いることは間違いない。
ただ、姿を見られるのは飛び立った一瞬だけで、
それをデジで撮影するのは、
ほとんど不可能に近い。
10倍ズームのデジあたりではまったくの力不足。
でもいることはたくさんいるんだよなぁ。
撮りたかったなぁ。残念だ。
花の姿もほとんどなし。
わずかにこんなキノコがあっただけ。
とにかくひと気というものがまったくない
森の中だった。
ここまでひと気がないと、
気兼ねなく歩けるものの、
ちょっと不安になったりもする。
細かい穴の開いた葉っぱと、
その向こうの青空。
青空と葉の緑の両立は無理だった。
早くも夕暮れ。
写真としての収穫はあまりなかったけど、
本人はけっこう楽しめる散策だった。
釣れなかったけど釣りは楽しかった
みたいなもので。
冬場は猫ヶ洞にもっと野鳥がたくさんいるはず。
もっと寒くなってからまた来ようと思った。

 平和公園は墓地だけじゃないことが分かった。
 桜の季節もいいけど、それ以外でも木々や芝生がたくさんあって、散歩したり、森林散策も楽しめる。
 特に鳥はたくさんいそうだから、じっくり時間をかけて探すと写真も撮れるかもしれない。
 墓地というイメージが強くて近寄りがたいと思ってる人も、一度行ってみると見直すかも?

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