2004年11月23日
「名古屋城・外周
(なごやじょう・がいしゅう)
名古屋市中区
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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名古屋城と名城公園周りの路上は、
土日祝日は無料で駐車できる。
写真のように満車状態に近いけど、
かなりの台数(100台とか200台とか)いけるから、
たぶんどこかにはとめられるだろう。
桜満開の週末とかじゃなければ。
名古屋城と名城公園の間の道の左右、
一本北側の道の左右、
それから名古屋城の東側の広い道路の左側。
少し歩くのが嫌じゃなければ、
ここらにとめて名古屋城へ行くのもいい。
今日の私は、名古屋城外堀一周歩き。
名城公園はどんな公園かというのは、
ちょっと説明が難しい。
いろいろな要素がごっちゃになっていて、
日常的であると同時に非日常的なところでもある。
もちろん名古屋の中心近くにある市民の憩いの場
なのだけど、それだけでもなくて、
子供連れの家族や、ジョギングの人たち、
犬の散歩、カップル、名古屋城関連の見学者、
観光客、異人さんたち、写真を撮りに来てる人、
あるいは通りすがりの通行人など。
そして、ホームレスのテントもあちこちに。
というように年齢層も人種も幅広い。
私がよく行くような郊外の緑地や公園とは、
明らかに雰囲気が違う。
活気があるといえばそうだけど、
むやみに混雑してもいる。
紅葉らしい紅葉はあまりなかった。
ここは桜の名所として有名なところだ。
少し紅葉してるところも、
赤よりもこんな黄色が多かった。
例年ならここらももっときれいに紅葉してる
はずなんだけど、今年はどこへ行っても駄目だ。
愛知県地方できれいだったというところの話を
まるで聞かない。
今日の森林公園もまったくだったらしい。
北東方面から見た名古屋城の天守閣。
10倍ズームってこんな使い道もあったか。
けっこう距離はあるけど、
ここまで寄れると外堀からでも楽しめる。
名古屋城の色は個人的にどうも
もうひとつのような気がする。
出来た当時からこんな青っぽい色だったのか?
なんか違う気がするんだけどなぁ。
名古屋城は空襲で焼けて、
今の姿になったのは昭和34年か。
銅板葺というから当時からこんな色だったのか。
金のシャチホコ。
遠くから見るとそんなに大きく感じないけど、
実際はけっこう大きい。
高さは2メートルちょっと、重さは約1,200キロとか。
昔これを盗んだ人間がいたというが、
どうやって盗んだんだ?
この金シャチ、実は実際のシャチをモデルにした
ものではなく、伝説の生き物らしい。
で、右と左(北と南)はオスとメスなんだとか。
だから、大きさや重さが微妙に違ったりする。
名古屋城が立派なのは建物よりもむしろ堀
なのかもしれない。
外堀はぐるり一周残っていて、
北側には水が張ってある。
そこにたくさんの鳥がいる。
今日の目的はそっちが7割。
さて、鳥はいるかいな?
ここで見られる鳥一覧の看板があった。
まずはこれで勉強だ。
カモやセキレイなどメジャーなところに加えて、
オオルリやカワセミなどもいるらしい。
うううー、見たい。
(でも今日は見られなかった。
オオルリは季節が違うし)
おっ、早くも発見。
って、遠いなぁ。
向こう側にいるやつは遠すぎて届かない。
これはたぶんコサギだろう。
仲間は見あたらなかった。
そういえばサギってあんまり仲間とつるんでる
ことってないかも。
北側にカモ軍団がいた。
おっ、けっこうたくさんいる。
それとコイも大量に。
一匹いっぴき確認できないけど、
とにかくカモ類がたくさんいた。
スズメも近いぞ。
スズメなんてあまりにもありふれてるけど、
こうして近くで撮るとけっこう嬉しかったりする。
ここのスズメは人になれている。
池の鳥にエサをあげる人がいて、
それを一緒にもらってるのだろう。
(一応エサやりは禁止になってるのだけど)
カモというだけは確かだけど、
何ガモか分からない。
カモもけっこう種類があって、区別が難しい。
メスとオスも違うし、模様もいろいろだし。
マガモ、コガモ、オナガガモ、カルガモ、
ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、
などなど……。
早くも日暮れが近づいてきた。
少し前まで5時前という感じだったけど、
もう4時半に近くなってきた。
堀に沈む夕陽もいい感じ。
おっ、遠くにハクチョウが。
それ以外にも大量に集まってバタバタしてる。
親子連れがエサをやっていた。
よし、今がチャンス。
私もおすそ分けにあずからせてもらって、
隣で写真を撮ってしまおう。
おお、景気よく集まってる、あつまってる。
ハクチョウはやっぱり近くで見ると
格調があるなぁ。
サギやアヒルとは貫禄が違う。
体も大きいし。
これはコハクチョウかな、
と思ったけど、クチバシがオレンジだから、
コブハクチョウなのかな?
その周りにいるのは、
白い胸が印象的だから、
オナガガモか?
やっぱりコブハクチョウっぽい。
クチバシの先が黒くないから。
でも目がちっちゃいのね。顔のバランスからみて。
大きな目の鳥ってあんまりいないか。
これで普通なのか。
こんなに近くでハクチョウを見たのは初めてだ。
こうやって水の張られた堀と、
高いところにある遠くの天守閣をみると、
あらめて城攻めの難しさを思う。
馬はもちろん使えないし、
一斉に攻め込むには入り口が狭すぎる。
堀を渡っても、石垣を登ってる間に
弓矢や鉄砲でねらい撃ちされる。
となると、やはり兵糧攻めしかないか。
名古屋城は江戸時代に造られたものだから
実際の戦闘はなかった城だけど。
西側から見た名古屋城天守閣。
こっちの方からの方が城らしい感じかもしれない。
三角形の段々が。
でも金シャチが縦方向であまり見えないから、
こちらが正面でもない。
もう少し早くこっちに回ってきていたら、
夕陽に照らされてきれいだったろう。
あと少し待てばライトアップもされたんだけど。
西北隅櫓。
国の重要文化財らしい。
ここは空襲を逃れて焼け残ったものだから、
天守閣より古いものだ。
当時のままなのかどうかのかは
ちょっと知らないのだけど。
石垣のツタも紅葉していた。
西側の堀はまた違うグループの鳥たちが。
こっちもかなり大量にいた。
100羽やそこらはいたかもしれない。
アヒルとか、その他いろいろ。
つながってる広い堀だけど、
グループによって棲み分けがあるようだ。
む? こいつは?
他にあまり見かけないやつだった。
今までも見覚えがない。
頭の模様がモヒカン風?
クチバシは小さめで黒色。
野鳥図鑑で見たけど、分からない。
キミは誰ですか?
これはセグロセキレイでいいはず。
名古屋城の内側の木にはたくさんの鳥がいた
けど、遠すぎて撮るのは無理。
10倍ズーム(380mm)は便利だけど、
それでもやっぱり力不足を感じる。
名古屋城正面入り口。
閉鎖時間になって、続々と車が出てきた。
しょうがないと思うけど、
もう少し長く営業(?)して欲しい。
午後4時半まででは早すぎると思う。
堀の南側と東側には水が張ってなくて、
こんなふうに芝生風になっている。
前は鹿がいたと思うんだけど、
ここじゃなかったのかな。
名古屋城内だったか。
オマケで名古屋市役所。
ちょっとお城風になっている。
金シャチはのってない。

 今日は名古屋城のほんの表面だけ。
 でもここまでちゃんと歩いて回ったのは初めてだったので、けっこう新鮮に感じた。
 また時間を見つけて、本丸にも入りたいし(大人500円)、名城公園も一周したい。公園の方も回れば一時間くらいはかかるだろう。
 名古屋城は外堀も含めた全体でみると、これはやっぱりなかなかのものだ。日本を代表する城と言って間違いない。
 今まで身近すぎてありがたみはなかったけど、これからはもう少し自分の中で大事にしようと思った。
 なんといっても、徳川家康が加藤清正らに命じて作らせたもので、尾張御三家の徳川家が明治まで居城としていた城なのだ。名古屋人(尾張人)として大切に思っていい。

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