2004年11月19日
「牧野ヶ池緑地
(まきのがいけりょくち)
名古屋市名東区
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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雨が昼過ぎまで残って、
すっきりしない一日だった。
そんな中、今日は近場の牧野ヶ池緑地へ。
ここも近いのに初めての場所だ。
雨上がりということもあってか、
駐車場は半分くらい。
営業者らしき車も多かったので、
緑地に遊びに来てる人は少なかったようだ。
実際、中でもあまり人と出会わなかったし。
足を踏み入れてすぐに森林の雰囲気に包まれる。
牧野ヶ池は、ゴルフ場と大きな牧野池で
ほぼ3分の2を占めている。
だから、公園で遊ぶというより、
池で釣りをするか、あとは散歩の人がメインになる。
雨上がりで足下がかなりぬかるんでいた。
おまけに粘土質のところが多くて、
かなり滑りやすい。
渇いているときはさほど歩きにくい道ではない
のだろうけど、濡れているときは
かなり歩きづらかった。
靴もすぐに水が浸みてきてしまった。
ううう。
中に小さな神社がある。
白美龍神社だったか。
ヘビを祀った神社らしい。
神社の横はゴルフコースと隣接している。
入ろうと思えば入り放題。
柵は腰の高さしかない。
入るのは法律で禁じられてますとかいう
説明書きの立て札がある。
もちろん入ってはいけない。
道に落ちていた赤い実が目をひいた。
何の実だっただろう。
それより、もう靴がぐじゅぐじゅです。
耐水性のある靴を買わねば。
ところどころ、道が緑地とは思えないほど
ワイルドになっている。
こんなふうに倒木が道をふさいでいたり、
目の高さに枝が伸びてきていたり。
飛び越えたり、よけたりして、
個人的には楽しかったけど。
そうそう、今日の一番の目的は、
鳥撮りだったんだ。
忘れそうになってた。
入り口からたくさんの鳥の声が聞こえてた。
けど、いつものように姿を捉えられない。
肉眼でも一瞬しか見えないのに、
それをデジで撮るのは難しい。
これは鳥だろうか。
ただの枝か?
鳥の声に包まれて、車の音もまるで聞こえない。
だけど、ひっきりなしに上空を通過する
飛行機の音が残念だ。
やたらに本数が多い。
けど、名古屋国際空港にうつって、
小牧空港がお役ご免になれば、
この緑地は本当に静かな野鳥の楽園になる
ことだろう。
緑地の北西部分は公園になっている。
けっこう広いし、
横には子供用の野球グランドもある。
近くに住んでる親子にはいい遊び場だ。
このあたりで小雨が降ってきて、
子供たちはあまりいなかったけど、
普段はけっこう賑わってるんじゃないだろうか。
公園周りの木にもたくさんの鳥がいた。
が、やっと撮れたと思ったらシルエット。
こういう曇り空のときの遠くにいる鳥って、
どうしてもシルエットになってしまう。
露出をどう変えても駄目だ。
色ってのは光が当たってこそだから、
やっぱり曇りの日は鳥撮りに向かない。
こんなシルエットじゃあ何ものか分からない。
これは多少近かったけど、
これでも分からない。
詳しい人はこれでも分かったりするのかな。
北の入り口あたりに立派な案内図があった。
これは駐車場のあたりに
置いた方がいいんじゃないだろうか。
ただ、小さな案内図があちこちにあって、
全体的に親切だと感じた。
道は多少分かれてるけど、
あれなら迷うことはないだろう。
秋は草花よりこういう木の実が多くなる。
木は全然勉強してない。
こういう赤いやつはあちこちにあるけど、
みんな一緒のものなのか、
それともいろんな種類があるんだろうか。
木から生えていたキノコ。
こういう薄暗いシーンでズームしたとき、
C-2100の手ぶれ補正機能が効いてくる。
普通のコンパクトデジだと、
こういうシーンではかなりの確率で
手ぶれを起こす。
やっぱり手ぶれ補正機能はありがたい。
多少紅葉している木もあった。
ただ、全体的に紅葉する木は少ないようだ。
並木とかもなさそうなので、
紅葉を楽しめる緑地ではない。
そろそろ平地も紅葉が本格化しつつある。
まだらな紅葉だけど、
なんとなく色合いが面白かった。
なんでもない被写体だけど。
展望台。
先客がいて入れなかったのは残念だった。
このあたりは特に鳥の声がたくさんしていて、
姿もけっこう見ることができた。
けど、遠くて撮った写真には
ほとんど写ってなかった。
展望台の中でじっくり待てば、
そこそこ撮れるんじゃないだろうか。
展望台を越えて進むと、
牧野池が見えてくる。
ここはバス釣りだろうか。
何人かルアーを投げていた。
ただ、全然釣れてる様子はなかった。
鳥撮りとバス釣りって、ちょっと似てるかもしれない。
めったに釣れない(撮れない)というところが。
牧野池はなかなか大きな池だ。
今日は一周回らなかったけど、
歩いたら1時間近くかかるかもしれない。
45分くらいかも。
カモ軍団、発見。
けっこういるぞ。
しかも、今日は割と近い。
木の上の鳥は思うように撮れなかったけど、
カモだけは撮れそうだ。
うわー、なんか近づいてきましたよ。
普段ならこっちが近づくと、
遠くへさりげなく泳いで逃げて行くのに。
アヒルだけじゃなく、カモまでこっちに来た。
ん? こいつら何ガモだ?
マガモかと思ったら、体の模様が違うみたい。
ヒドリガモのようで違う気もする。
カモといっても、けっこういろんなやつが
いるんだな。
更に接近っ。
というか、ガアガア鳴きながら
私に向かってきたではないか。
なんですか、キミたち!?
などと言ってるうちに、
アヒルが上陸。
何か拾い食いしてる。
全然逃げないし、
かなり人に慣れているみたいだ。
うわー、続々と上陸してきて、
こっちに向かってきたー。あわわ。
奈良公園の鹿みたいだ。
どうやらこれは誰かがエサをやってるんだな。
じゃなきゃこれほど寄ってはこないだろう。
何かよこせと騒いでいるが、
あいにく手持ちがない。
猫のカリカリも車に置き忘れてきた。
牧野池へ行く人はパンなどを持っていくと、
カモと仲良くなれるでしょう。
カモ急接近。
こんなに近くでカモを見たのは初めてだ。
いつも遠くに粒のようにしか見えないのに、
こんなに近いと嬉しいような、
ありがたみがないような。
大きさはニワトリくらい。
頭をなでられそうなくらいの近さだった。
キミもか!?
このハトも観光地のハト並みに慣れている。
飼いハトかってくらい。
目の前を何度も横切って飛んで、
物欲しげにこっちを見ている。
カモのエサのおすそ分けをもらってるんだろう。
牧野池の北側はすぐに民家や住宅があるし、
犬の散歩道にもなってるので、
通る人がきっとエサをあげるんだろう。
それもひとり二人じゃないはず。
これはまた別の種類のカモみたい。
群れとは別のところで泳いでいたし、
それほどこっちに近づいてこなかったから。
今日はカモ祭りだった。
その分、サギは見かけなかった。
いるはずなんだけど。
一番奥にはハスの葉らしきものが
たくさん浮かんでいた。
花が咲く頃はきれいなんだろう。
木の上の鳥は最後までシルエットだった。
紅葉も木の上の鳥も、
青空とセットじゃないと駄目ということが
今日でよく分かった。
曇りの日は水辺の鳥を撮れ
ってことだろう。

 牧野ヶ池緑地はカモだった。
 カモを撮るなら牧野が池に限る。あんなに至近距離で撮れるところはそうないんじゃないだろうか。
 木の上の鳥に関しても、かなり種類は多そうだ。できればまた日を改めて晴れの日に行ってみたい。

 森林歩きについては、歩ける範囲が限られていて、距離も短いのでやや物足りないだろう。
 横断するように歩くにしても、途中が車の通るアスファルト道路になってしまう。
 ただ、森林気分は充分味わえるので、軽い森林浴ウォーキングにはいい。

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