2004年11月15日
「愛知池
(あいちいけ)
愛知郡東郷町
地図
撮影 OLYMPUS C-2100UZ

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どこへ行けば簡単に鳥が撮れるのか
まだよく分からないまま、とりあえず池に向かった。
川が一番簡単なのは分かった。
次は池だろうということで、今日は愛知池へ。
愛知用水の途中にある人工の溜め池で、
釣りや水泳は禁止らしいので、
ここなら静かに鳥を探せるだろう。
と思ったらこの有様。
な、なんだ、この車の数は!?
平日の雨上がりの午後だというのに、
約50台入る駐車場は満員御礼。
場所の選択を誤ったか?
駐車場の横は広々した芝生の堤防になってる。
特に公園とかではないし、
何があるというわけでもないけど、
これだけの広さがあれば何かできそうだ。
といっても斜面なのでできることは限られてる。
段ボールを尻に敷いて滑り降りるという
古典的な遊びには最適かもしれない。
わっ、広っ。
かなりだだっ広い池だ。
思ってた以上に大きい。
今日はこの池を一周する予定だったが、
実物を見てひるんだ。
事前の調べで7kmちょっとあるというのは
知っていたけど、
7kmって、考えてる以上に長い距離かもしれない。
マラソンランナーなら20分ちょっとなのだけど。
今日最初のお出迎えはやっぱりキミか。
ハトって近づいても逃げないし、
動きは遅いし、いい鳥だなぁ。
お次はカラス。
いつものメンバーだ。
ただ、考えたらまだスズメって撮ってない。
今度撮っておこう。
あと、コウモリも。
今日の天気は、曇りときどき晴れ。
一時小雨模様。
このように光の帯が地上に降り注ぐ。
池風が冷たい。
これからの歩きは服装も考えなくては。
強い逆光だと、大きなCCDの200万画素でも、
白と黒と両方写せない。
シルエットで写ってるのは、釣りのおっさんたち。
一応釣りは禁止ということになっているようだけど、
ぼちぼちいた。
あまり厳しく取り締まってないのだろう。
釣れてる様子もなかったけど。
やっと見つけた鳥たち。
遠いなぁ。
目一杯トリミングしてもこの大きさ。
池の広さが災いした。
大きな池は駄目かもしれない。
こいつは何だろう。
カモかと思ったけど、胸と頭が白いから、
やぱりカモメかなぁ。
まだ池にカモメがいるのかどうか
確信が持てない。

ときどき晴れて青空が見えた。
午後から晴れると思ったんだけど、
少し残念だった。
基本的に池の周りはコンクリート舗装
された道なのだけど、
池の奥の方に行くと、
一部こういう土の道もある。
歩くにはこういう道の方が好きなんだけどな。
何故だか唐突に観音像。
池に隣接して野球のグランドもある。
今日は無人で静かだった。
わずかに見えた青空。
池の北側でカモ軍団発見。
けっこうな数いた。
が、ここも遠い〜。
用意していった猫のカリカリでも投げようかと
思ったけど、それにしても遠すぎた。
あそこまで届かせようとしたら
肩を壊してしまっただろう。
少し近くにいたやつをトリミングで。
マガモのダブルデート。
私から逃げる途中。
おーい、行かないでくれー、
という私の心の叫びも届かず、
どんどん遠ざかっていってしまった。
夕陽を浴びながら風になびくススキ。
ススキは寒々しい感じで、少し寂しげだ。
木から生える怪しげなオレンジのキノコ。
動かないやつは撮りやすくていいな。
野草は風に吹かれたりするけど、
キノコはそんなこともない。
いつかキノコも勉強したい。
なんだか知らないけど、
水が噴き出して泡立っているところがあった。
あれはなんだったんだろう?
まとめて紅葉してるところはなかったものの
一部紅葉してる木はあった。
それをいくつか。
ススキも赤く?
向こう側に生えてるやつは赤くなってない。
種類が違うのか、生えてる場所が違うからか。
わずかに山の部分に生えていた苔。
特に変わった苔でもないけれど。
花はよく見かけるおなじみさんが
多少咲いていた。
この時期はたいていキクの仲間だ。
これはリュウノウギクか、違うかも。
このへんはいまだに区別がつかない。
柿?
実が小さなやつ。
食べられそうにないから、
鳥のエサになってるのかもしれない。
池の一番奥のところに
名鉄豊田線が上を走っている。
この更に奥に愛知牧場がある。
そっちも寄ってみたかったんだけど、
今日は時間が足りなかった。
あらためて出直そう。
まだ半分しか歩いてないのに
日没が近づいてきた。
駐車場が5時で閉まるらしいので、
ちょっと慌てる。
このあと、更に時間が危なくなり、
けっこう走った。
そういえばカメラを持って写真を撮ってる
人間は私以外に見かけなかった。
ここはそういう場所じゃないらしい。
だから、カメラ持って走ってる人間も
もちろん私だけだった。
愛知池を訪れる人は、
散歩の人、ジョギングしてる人、
犬の散歩の人、そして釣り人、
といったところだろうか。
それにしてはあの駐車場の混雑は解せない。
一周回ったけど30人も40人も見かけなかったぞ。
近所の人らしい、犬を連れた夫婦。
道がコンクリートじゃなければ
犬ももっと喜んだだろうに。
そういえば今日のメインである鳥を
ほとんど撮れていないことに気づく。
カモ以外は、声はすれども姿は見えず。
さかんに鳴き声だけはしてるものの、
姿を見せるのは木から木へ移るときの一瞬だけ。
それを撮るのは困難を越えて不可能に近い。
特に歩きながらでは。
で、やっと撮れたのがこれ。
うーん、シルエットで何ものか判断不能。
至近距離で見ても分からないのに、
シルエットで分かるはずもない。
これは多少分かりそうな気もするけど、
やっぱり分からない。
セキレイっぽいかも。
これはけっこう近い。
が、なんだろう?
夕暮れ時で色がはっきり出てないから、
どうも分かりづらい。
ヒタキとか、ツグミとか、そのあたり?
一匹だけはぐれていたやつ。
これはカルガモだと思う。
たぶん。
だんだん制限時間が近づき、
終盤はけっこう走った。
これは北端を回ってだいぶゴール時点に
近づいたあたりにある、愛知用水の流出口。
今日は勢いが弱かった。
日によってすごい勢いのときもあるとか。
愛知池は競技用ボートの練習池
になっているらしい。
ここは船着き場、というんだろうか。
陸には大きなボート用の倉庫もあった。
今日は練習風景はなし。
なんとか5時前に駐車場に帰り着くことができた。
あぶない、あぶない。
日没後は三日月。

 愛知池は思った以上に大きかった。
 一周を歩いて回ると2時間はしっかりかかる。
 車で行った場合、駐車場は一ヶ所で、そこへどうしても戻らないといけないわけで、途中でショートカットしようにも池でできないので、2時間かかるつもりでスタートしないといけないだろう。
 でも、歩いている人やジョガーはけっこういたから、みんな楽勝なのかも?
 毎日の軽い散歩にはちょっと距離が長いか。

 鳥を撮るにはあまり向かないかもしれない。
 何しろカモ類までも遠〜いし、雑木林の鳥たちはあまり姿を見せてくれない。
 道を人がよく通りかかるので、じっくり待つということも適してるとは言えない。走ってる人間が近づけば当然逃げるし。
 概ね、歩きと走りの人用だという印象だった。

 鳥の収穫は残念ながらもう一つだった。池が予想以上に広すぎたのが一番の敗因だ。
 もっと小さい池にするか、やはり川にする方がよさそうだ。山もこの前の尾張富士で難しさを知ったし。
 鳥の勉強ももっと必要だ。野鳥ガイドブックも買ったから。

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