2005年12月28日
「名古屋の雪2005年12月
(なごやのゆき)
愛知県名古屋市
撮影 EOS kiss3/EOS D30

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2005年は12月に大雪が降った年として
記憶されることになるだろう。
見たこともないくらい降って積もった。
それもそのはず、58年ぶりの23センチというか
見たことあるはずがない。
しかも、18日と22日と、2日も降ったのも珍しい。
最初は喜んだけど、2日で飽きた。
雪はもうおなかいっぱい。
とはいうものの、何枚か写真を撮ったので
ここに載せて残しておくことにした。
前半はフィルムで撮ったものから。
これは2回目の夜だったと思う。
車の上に積もった雪はなかなか溶けない。
朝早く出かける人たちは大変だった。
車も笑ってしまうくらいのノロノロ運転だった。
初めてスケート場に来て、
リンクに降りたばかりの人みたい。
それはそうだ、年に1度か2度しか降らない名古屋で
チェーンなんか持ってる人はほとんどいない。
スキー場に行く人は別にして。
メガネ曇って食うものなし!
みたいな。
フロントガラスに積もった雪。
このまま発進したらどうなってしまうことか。
勘で駐車場から出られるかな?
夕方、香流川を少し歩いてみた。
道路の雪はだいぶ消えていたけど、
川沿いの土手や橋の上はまだまだ残っていた。
カモたちの姿がまったくない。
水が濁って増水してたから、
どこかに避難してたんだろうか。
いたのはコサギと、上空を飛ぶカワウだけだった。
夜の街並みも真っ白け。
雪は音を吸い取ってしまうようで、
雪の夜はとても静かだった。
この前ブログで紹介した迷子の犬の置物。
この日は違う場所で頭に雪をかぶっていた。
ものすごく寒そう。
次の日見たら消えていた。
かわいそうに思った誰かがうちに連れて行った
のかもしれない。
ここからはデジタルで。
雪もフィルムとデジタルでは写りがかなり違う。
これは記録を作った前の日の夕方。
大雪が降ってもたいていすぐにやんでしまう
のがこの地方なのだけど、
この日は一日中降り止まなかった。
夜中から朝になってもずっと降り続けていて、
ちょっと怖くなったほどだ。
雪が降っているところを写すのは難しい。
これもかなり横殴りに降っているのだけど、
あまりそれっぽく写ってない。
三脚を使ってシャッタースピードを落とすと、
雪が線になって雨みたいになってしまう。
2日後くらいの矢田川の川原。
子供たちが嬉しそうに雪で遊んでいた。
大人にとっては邪魔だという気持ちが強い
雪だけど、子供にとっては
思いがけないプレゼントとなった。
雪が降ってる間は意外と暖かいけど、
降った後は空気が冷えて、痛いくらいに寒くなる。
川原は特に水辺ということで空気の冷たさが増す。
カモはどうなったかと見に行ったものの、
寒さで手が震えてそれどころじゃなかった。


 これが名古屋の12月の雪の記録だ。個人的な。
 ホントはもっとあちこち出かけていったらいろんな雪化粧の写真が撮れたんだろうけど、とてもそんな気分にはなれなかった。だから人が撮った雪の写真を見るとすごく感心する。
 思い出しただけで寒くなってきた。
 この冬はもう雪はいらない。ごちそうさまでした。おかわりはけっこうです、と丁重にお断りしたい。
 しかし、全国的にすごい雪が降っているようだから、名古屋もこれくらでは済まないのかもしれない。出されたものは美味しくいただかなければならない。次に雪が降ったら、今度はもう少し出かけていこうと思う。

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