2004年9月14日
「明徳公園」
名古屋市名東区
地図
撮影 CASIO QV-3000EX

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家から車で5分もかからないのに、
いつも前を車で通るだけで、
まったく行ったことがなかった、明徳公園。
今回初めて歩きで入って一周してみた。
近所の小山シリーズは謎の発疹で
中断したまた、まだ再開のめどは立たず。
近くて遠い近所の公園シリーズになっている。

駐車スペースはけっこう余裕があるのだけど、
関係ない人がたくさんいた。
中で寝てたり、本を読んだり。
でもそういうスペースってあるようでないから、
ここはそういう意味でも憩いの場所になっている
のかもしれない。
ベンチは汚れ放題だったりするけど、
遊歩道としての道は整備されてる。
しかしここも公園というより、
自然を残した緑地スペースと言った方がいい。
普通の公園とはちょっと違う。
猪高緑地を小さくした感じでもある。

今回のお伴デジは、QV-3000EX。
夕方の薄暗いところでは開放F2.0の強みがある。
それに、こういう自然の風景を撮ると
とてもナチュラルに写るのがいい。
それほどアップダウンはきつくないから、
気軽な散歩にちょうどいい。
実際、高齢者の散歩人にけっこう出会った。
滑りやすい道もあまりないし、
毎日の散歩コースとしても最適だろう。
コンクリートの上を歩くよりよほどいい。

ここもやっぱりヒグラシがかなり鳴いていて、
蚊も飛びかっていた。
また刺された。
嫌な感じ。
木の柵で囲まれた水たまり。
トンボの池と書かれていたけど、
それらしい姿は見られなかった。
それほど時期はずれでもないと思うけど。
奥へ入っていくと、だんだん山道っぽくなっていく。
このへんはあまり人も歩かないのか、
ほとんど誰とも出会わなかった。
車の音も消えて、街中にいることを忘れさせる。
今日は30度超える暑い日で、
早くも汗だく。
また明徳公園を侮っていた。
飲み物をくれ……。
中にはもちろん店どころか自販機もない。
相変わらずの準備不足。
どんどん緑が深くなっていき、
山の中を歩いているような気分になる。
ここも夜に入ったら迷子になってしまうだろう。
猪高緑地の雰囲気にそっくりだ。
このへんの光景はもう、
名古屋市内の郊外にある公園の中のもの
とは思えない。
三重の田舎の山道を歩いてるような気になる。
この下に転げ落ちていったら、
誰か助けてくれるんだろうか?
公園の中で一番高い場所、
「からす山」に到着。
視界は木々に阻まれて悪い。
標高72.6メートル。
ここが頂上(たぶん)。
よく知らないけど、
これが三角点というやつだろうか?
ちょっとした竹林があった。
ただ、竹林って写真に撮るのは難しい。
前回もそうだったけど、
写真では雰囲気が伝えにくい。
横で撮るとなんだか分からないし、
縦に撮ってもどうということはない。
そもそも竹自体そんなに絵になるもの
でもないし。
林ではなく、竹林の道にしてくれると
もう少し写真として面白いものが
撮れるような気はするのだけど。
何かの木の森って書いてあったんだけど、
何の木か忘れてしまった。
ベンチもいくつか置いてあったりして、
弁当でも食べるにはいいところかもしれない。
突然視界が開けて、コンクリートの道に出た。
休憩所のようなものもある。
人通りも激しかった。
(といっても目撃したのは5人だけど)
じい様が散歩してたり、
犬に引っ張られて私の横を
駆け抜けたおばちゃんがいたり、
自転車に乗った人もいた。
ここが散歩道としてメインストリート
なのかもしれない。
明徳池のあるあたり。
5時に公園に入って、1時間くらい歩いたら
だんだん暗くなってきた。
最近は本当に日が短くなった。
暗さはデジの敵だ。
先を急がなくては。
少し小走りになる。
最近、苔に心惹かれる自分がいて、
なんだか知らないけど苔が欲しい。
育てたいと思ったりもする。
苔玉とかも流行ってるらしいから、
私だけが変なわけではない。
苔の緑が心和ませる。
こういう苔があると家に持ち帰りたくなる。
家でも育つんだろうか?
苔その2。
しゃがんでデジを地面に近づけて
怪しい姿勢で撮影してるところを人に見られて
やや照れる。
こういうアングルはレンズが回る
COOLPIX950はとても楽だ。
普通のデジでは姿勢に無理がある。
キノコわらわら。
絵としては面白いと思うけど、
キノコ自体はかなり毒々しい。
どんなに食生活に困っても、
これは食べられそうにない。
キノコその2。
誰かが折ったのか、自然に折れたのか、
地面に転がっていた。
少し食べられそうな気もした。
これなら飢え死にする前に挑戦してみよう
と思うかもしれない。
紫のこの花は相当メジャーなやつで、
どこにでも咲いているようだ。
猪高緑地にもあった。
名前はまだ知らないままだけど。
明徳公園は絶対的に花不足だ。
猪高緑地と比べても全然負けている。
ほとんど花らしい花は咲いてなくて、
これが唯一といっていいくらいの花だった。
だから、公園内は完全に色不足で寂しい。
もう少し人間の手で何か植えたらどうだろう。
すんごい立派な蛾。
三重の田舎でもこんな大きいのは
めったに見られない。
全長15センチはあった。
そんなに不気味という感じではなかったけど。
これもでっかい蜘蛛だった。
10センチはあった。

QV-3000EXのマクロはあまり使えない。
どうもマクロモードにすると自動で
F4.0になってしまって、
それ以上開放できないので、
暗いところではすごく暗くなって使えない。
被写体深度も浅くなって、
背景もあまりぼけない。
通常のモードで撮るとあまり近づけない。
それともまだ使い方を掴んでいないだけか。
ところどころにこういう地図と現在位置が
分かるようになっていて親切だ。
猪高緑地よりかなり手が入っている。
猪高は知らずに地図も持たずに入ると、
かなりの確率で迷うだろう。
この明徳池はこの標識のおかげで
迷うことなく一周することができた。
こういう子供用の広場も中にある。
けっこうたくさんの親子が遊んでいた。
アスレチックの道具などもあって、
週末はけっこう賑わうのだろう。
こういう普通の広場もあって、
犬を放したり、野球をしたりできる。
歩く場所と、遊ぶ場所と、
それぞれ用意されてるのがいい。
危険なカメ!?
あんまり危険なカメって見たことないけど、
どういうふうに危険なんだろう?
まさか、水中から飛び出してきて
人間にかみついたりするんだろうか?
まさか……。
それとも、手を入れると指に食いついて
離さないとか?
キミが危険なカメですか?
うっすらとしか写ってないけど、
見えるだろうか?
こういう水中の中を写すのも
デジは苦手のようだ。
肉眼ではもっとはっきり見えてたんだけど。
明徳公園の中にある明徳池。
公園は歩いたことなくても
ここで釣りをしたことがある人は多いかも。
何が釣れるかよく知らないけど、
いつもたくさんの釣り人がいるらしい。
フナなのか、バスなのか。
公園の中には野鳥もいるらしい。
池の木にとまっていたこれ何だろう?
3倍ズームではここまでしか寄れないし、
ピンぼけしてるしでよく分からない。
最後に展望台へ行った。
見えてるのは子供球技場らしい。
芝生っぽくてけっこう広そうだった。
展望台の手前に到着。
といってもちょっとした高台になってるだけで、
特に何があるというわけでもない。
見晴台もなかった。
展望台にはオールド・ボーイ&ガールがいて、
いい雰囲気だったので、私は遠慮しておいた。
景色を見るより、
二人の後ろ姿の方がいい光景だった。
車のところに戻る頃には、
すっかり日も落ちて夕暮れ時になっていた。
歩いたのは戻ったりしたのも含めて
1時間半弱だったろうか。
普通に歩けば一周しても1時間くらいで、
日常的な散歩にはよさそうだ。
整備されてる道もあるし、
山道っぽいところもあるし。
近いところなのに全然知らなかった。
今日は夕焼け空がきれいで
写真を撮ろうと思ったのに、
うかうかしてたら、タイミングを逃した。
もったいないことをした。
最近は夕焼け時間もすごく短い。
ちょっと目を離しているうちに
夕焼け色は消えて夜になってしまう。
この先、ますます写真を撮るには
厳しい時期になる。
明徳公園はいいところだ。
思った以上によかった。
自然を残しつつ、整備するところは整備して、
遊ぶのにも歩くのにもいい。
猪高緑地のようにワイルドすぎないし。
個人的には一回行けば充分だけど。

次は牧野ヶ池緑地の予定。

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