2005年7月15日
「旭高原元気村
(あさひこうげんげんきむら)
愛知県豊田市
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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豊田市にある旭高原元気村というところへ
行って来た。
グリーンロードを降りて、153号線を東へ進み、
紅葉で有名な香嵐渓を通り過ぎ、
左折して366号線に入ると案内が出てるので
そのまま進んでいけば着く。
近いといえば近い、遠いといえば遠い1時間半。
広い無料駐車場があり、7、8台とまっていた。
写真の白い建物は「きらめき館」。
キャンプの受付や案内、売店や天文台などが
あり、一部施設は有料となっている。
少し離れた並びにある「げんき館」。
レストラン、バーベキュー場、工房など。
どちらの施設も、高原散策に来た
私には関係ないので立ち寄らなかった。
ここは基本的には親子連れのための
キャンプ場と牧場を兼ねたようなところ
なんだけど、普通に散策しても違和感はない。
山の上の方にある森林公園に近いと
言えなくもない。
広いグラウンドがあり、
写ってないけど隣にはテニスコートが
何面かあった。
このあたりの施設は予約制で有料になっている。
遠くに見えてるのが牛の放牧場。
写真を撮ってるのは高い展望台。
ここからの見晴らしもなかなかよかった。
遊具なども少し。
この日は平日ということで
人はあまりいなかったけど、
施設としてさびれているという印象はなかった。
人があまり訪れないところは、
こういうところも寒々しい感じになる。
店も開いていたし、スタッフらしき人も見かけた。
夏休みなどは思いがけず混むのかもしれない。
手前に見えてる白いのはたぶんヤギ。
ニワトリなどもいた。
大きな三角屋根はバーベキュー場だったと思う。
高原らしいのんびりとした風景が広がる。
これはファミリーロッジ。
使用料1万5,000円は高いのか安いのか、
相場なのか。
こちらは林の中にあるコテージ。
こっちの方がキャンプらしい気がする。
定員10名で1万円。
キャンプって意外と金かかるんだ。
持ち込みテントなら2,000円とか3,000円とかだから
安上がりだ。
小さなため池。
コイの姿が見えた。
と思ったら、釣り堀だった。
係の人はいなかったから、
キャンプの人用なのだろう。
1日300円。
こんなところにイスを並べて
何を見ようっていうんだろう。
遠くの景色か? あまり見応えはなかったけど。
それとも、単にイスを天日干ししてただけか?
目の前に傾斜のついた芝生があったから、
もしかしたらここでソリなどをして
遊べるようになっていて、
それを親が見守るための席かもしれない。
今回、湿地帯が3つほどあるということで
そこを目指していたのだけど、
メインの湿原へ行き着けなかった。
どこにあったんだろう。
見つけたところは木道もすぐに途切れていて、
花の姿もなかった。
一応看板が立っていて、
サギソウやトキソウが咲くとあったのだけど。
散策コースがきちんと整備されてるわけではない。
ただ、踏み跡があったのでそこを歩いてみた。
うちの田舎の山道みたいでいい感じ。
突然の闖入者に驚き、
バッタやらコオロギやら、その他諸々の昆虫が
バッサ、バッサと私が歩くたびに逃げまどい、
飛びはねまくる。
すごい数のバッタ類がいた。
ヘビもいそうだったので気をつけて歩いた。
でも、これだけ山や森林を歩いても
まだヘビを見かけない。
子供の頃は街中の通学路にもいたのに。
バッタたちは逃げ足が速くて、
唯一撮れたのがこいつ。
これはイナゴかな。
トノサマバッタやキリギリスなども見かけた。
今回はほとんど追いかけなかったけど、
もう少し粘ればけっこうなバッタ類の写真が
撮れた気がする。
先を急ぎすぎてちょっともったいなかった。
オオシオカラトンボ。
シオカラトンボに比べて青白い部分が多い、
というか、体全体が青いので区別がつく。
(シオカラトンボは腹部の先半分が黒い)
トンボもたくさんいた。
ナツアカネなどの赤とんぼ類が特に多かった。
飛び方がふわ〜っとしていて、
ホタルっぽかった。
ホタルの仲間かと思ったら違った。
ヤマイモハムシというらしい。
ハムシもたくさんの種類があることを知った。
今後もう少し注目していきたい。
これは初顔。
イカリモンガ。
蝶っぽいけど、名前からしても蛾だ。
蝶と蛾の基本的な区別は、昼飛ぶか夜飛ぶか、
という違いらしいけど、昼飛ぶ蛾もけっこういる。
これもそうだ。
そういう蛾は写真に撮るときれいで見直す。
野草は少なかった。
これは何だろう。
咲いてる場所からすると野草だけど、
園芸種がとっかから飛んできて
ここで根付いたのかもしれない。
ルドベギアのようにも思えるけどどうだろう。
ここでもアジサイは花盛り。
ヤマアジサイもこの通り。
標高600メートルということで、
吹き渡る風も心なしか涼やかに感じられた。
これはちょっと変わったアジサイで、
ガクの部分がかなり大きめだった。
こんな大きな飾り花のアジサイは初めて見た。
オカトラノオがまとまって咲いていた。
これも最近よく見かける野草だ。
今日のキノコその1。
正統派というか王道のような姿形。
頑張れば食べられそう。
キノコその2。
マッシュルーム・タイプというのか。
普通キノコは湿った土からニョキッと出てることが
多いと思うけど、これは砂利道からニョキニョキ
顔を出していた。仲間があちらでもこちらでも。
C-2100UZで撮影。
上空のそんなに高くないところで
滑空していたやつ。
大物か? と思ったら、
たぶんトビ(トンビ)だ。
別の角度から同じ鳥を。
同じ種類の別の鳥だったかもしれない。
でもやっぱりトビだろう。ちょっと残念。
ワシとかタカとか撮ってみたい。


 高原と名の付くところへ行ってみたいと思って調べていたら引っかかった、旭高原元気村。
 行ってみるまでどういうところかもうひとつイメージが掴めなかったのだけど、行ってみたら、うーん、そうだよね、なるほど、確かに、という感じだった(どんな感じだよ)。

 元々は高原牧場だったところへ、人を呼ぼうということでキャンプ場を作ったという流れだったらしい。整備して公園を作ったわけじゃない。ただ、周辺に散策の余地はある。
 今回湿原に行けなかったことで全体像を把握しきれなかったのが残念なところだった。湿原に野草に咲いていれば高原散策スポットしてオススメできただろうに。

 昆虫は多かった。鳥はどうだろう。鳴き声としては遠くにホトトギスの声がしてたくらいで、それほど多いという感じではなかったけど、朝ならもっとたくさん見られるのかもしれない。早くも蝉の合唱が始まっていた。キャンプ場に泊まればカブトムシやクワガタなどが見られるだろう。
 基本的には親子向けのキャンプ場だった。

 所在地: 愛知県豊田市旭八幡町根山68-1
 時間: 9:00〜5:00(ただし、これはもしかしたら有料施設だけで、周辺は時間制限なしかも?)
 定休日: 月曜日(これも施設関係だけかもしれない)
 入場料: 無料(各種有料施設あり)
 駐車場: 無料(たくさん)
 所要時間: ぐるりと一周歩くだけなら1時間〜1時間半

 公式ページ

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