2004年8月15日
「お盆の松阪帰郷」
三重県勢和村
地図
撮影 Nikon COOLPIX950

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毎年恒例のお盆の松阪帰郷。
東名阪高速道は空いていたけど、
その割りにサービスエリアは
どこも車が一杯だった。
ここは御在所パーキングエリア。
犬を連れた人がたくさんいたのも
お盆らしい光景だ。
うちのアイは家で留守番。
田舎の家の前の道。
最近は新築の立派な家も増えたとはいえ、
まだ昔のたたずまいを残している。
何より道路が狭い。
都会育ちの人間にとっては
車がすれ違うときはちょっと恐ろしい。
田舎の人間は狭い道での速度が異常に速いのだ。
こんな狭い道でも60kmくらいで平気で飛ばしていく。
田舎道での私は、
へぼへぼダメドライバーに成り下がるのだった。
松阪では割と有名な丹生大師。
弘法大師(空海)が建てた由緒ある神社。
昔はひっそりしたものだったけど、
最近は知名度も高まったようで、
遠くからも人が訪れるらしい。
昔の閑散とした雰囲気が好きだったんだけど。
家の裏の山へと続く道。
山といってもそれなりに開けていて
民家も並んでいるので、
野生動物が出てくるほどではない。
ヘビくらいはいるにしても。
サルくらいいると楽しいのに、
食べるものがないんだろうか。
モコモコのすごい量の木。
一斉に風に揺れてサァーーー
と木のこすれる音がする。
酸素を出しまくり。
遠くでヒグラシが鳴いていた。
お盆を過ぎてヒグラシの声を聞くと、
そろそろ夏休みも終わりが近づいた気がして、
昔はもの悲しい気持ちになった。
山は今回あまり追求せず早々に引き返して、
次に川に向かった。
これは近所の櫛田川。
雨が降って少し濁り気味だったけど、
相変わらず深い緑色をしていた。
まだそれほど水質は悪くなっていないようだ。
近くで見る川の色は更に深い。
エメラルドグリーンというのだろうか。
この深い色は少し怖い感じがする。
どこまでも引き込まれていきそうで。
子供の頃はここで泳いだけど、
今はちょっとその気になれない。
釣りもよくした。
広がる田んぼと遠くの山並み。
三重県が早いのか、
ここらあたりが早いのか、
もう稲が実っている。
名古屋や隣の尾張旭はまだ青々していて、
実るまでにはまだ遠い感じなのに。
お盆が過ぎればもう稲刈りの季節
なんだろうか。
田んぼのあぜ道にカラスが二羽。
何食べてるんだろう?
田舎のカラスは都会のカラスとは違って
健康食を食べていそうだ。
その分長生きなんだろうか?
それとも都会のカラスの方が
食べるものがたくさんあって
栄養が行き届いてる分、長生きするのか。
田舎ではあまりカラスは
嫌がられていない(と思う)。
田舎の家の周りに住み着いている野良。
それなりに人に慣れてはいるものの、
さすがに手の届くところまでは近寄って来ない。
それにしても代替わりが早い。
去年とはもう違う顔ぶれだった。
旨いものを食わせて手なずける作戦開始。
家から持って行った猫缶は
さすがに美味しそうにたいらげていた。
ひと缶なんてあっという間。
容赦なし。
少し慣れてきて、距離が近づいた。
でもまだ警戒気味。
こいつは上のやつの子供かも。
結局、一泊二日ではここまでしか
近づけなかった。
一週間もいたら
なでさせるくらいにはなるのだろうけど。
田舎で出会った生き物その1。
トンボ。
名前は知らない。
人間を怖がらないのか、
デジを近づけてもちっとも逃げなかった。
これでたぶん10センチくらい。
<追記>
ノシメトンボだと思う。赤とんぼの一種。
これはたぶん赤とんぼだと思う。
目も体も真っ赤だったから。
普段はあまりトンボなんて気にしてないけど、
写真を撮ろうと思うと
けっこうトンボっているもんだ。
他にも色々飛んでいた。
動きが速すぎて撮れなかったけど。
<追記>
ナツアカネかアキアカネか。
違いは胸の模様。
でもよく分からない。
トンボその3。
これはさっきより更に至近距離に近づいている。
ここまで近づいてよく見ると、
顔が仮面ライダーに似ている。
あれはバッタをモデルにしてるんだったか。
オマケのカメムシ(?)
そこらの畑や山道などに生えていた
花いろいろ。
名も知らぬものばかり。
COOLPIX950を買うことがなかったら、
たぶん花なんて撮ることはなかっただろう。
このデジを持つと何が何でも
マクロを撮りたくなる。
たとえ興味のない対象でも。
たぶん、誰でも。
花も近づいてみると面白いものだと気づく。
芸が細かいというか、
細部にこだわって作ってる感じがして。
白い花びらの中心に深い赤紫を
持ってきて、
その中心の周りに黄色い小さい花
のようなものを配するなんてのは、
人間の発想ではちょっと出てこない。
自然というのはときに奇抜だ。
これはよく見かける。
小さなヒマワリなのか、別の種類なのか。
ヒマワリのような、そうでないような。
ヒマワリ畑も一度行ってみたい。
ヒマワリは30才を過ぎてから
何故か好きになった花だ。
まだ紫陽花が咲いていた。
お盆の時期まで咲いてるもの?
7月の梅雨くらいまでだと思ってた。
それとも、山の中で咲き遅れた
やつだろうか。
近所にある紫陽花小道のやつは
もう全部枯れていた。
畑のあぜ道に咲いていた可憐な青い花。
有名なのか無名なのか、まったく知らない。
初めて見たような気もするけど、
たぶん今まで見ていても意識して
見ていなかっただけなのだろう。

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<追記>
その後の調べでツユクサと判明(たぶん)。
農家の人には生命力の強い雑草として
嫌われてるんだとか。
これも何の実か知らない。
雨上がりに色づきかけた赤色がきれいだった。
紫色の花その1。
この紫はすごく好きな色だ。
<追記>
一年後に教えてもらってやっと分かった。
ヤナギハナガサ(柳花笠)だ。
紫色の花その2。
これは形がちょっとよかった。
<追記>
たぶん、ヤブラン(藪蘭)だろう。
これはまだつぼみの状態。
紫色の花その3。
自然の花って意外と紫色が
多いのかもしれない。
普段、紫という色をあまり意識することがない
のだけど、紫はいい色だと
再認識した。
花というより赤い小さな葉っぱ。
これで普通の状態なのか、
そうではないのか。
ある意味、こういう意味のないような、
無駄なような草花がたくさんある自然
というのはすごいなと感心させられる。
花屋にあれほどたくさんの草花があるのに、
自然にはその何十倍、何百倍もの
草花があるなんて。

<その後>
ミズヒキらしい。
 けっこうメジャー?
イガイガの栗。
もう秋に向けて準備は進んでいる。
触ると痛そうだ。
これだけはホテイアオイだと知っている。
何故なら、群生させている池に
説明文があったから。
上品な紫色のいい花だ。

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