2005年4月27日
「ブルーボネット(ぶるーぼねっと)」
名古屋市港区
地図
撮影 OLYMPUS E-10
ここは名古屋港のはずれにある、ブルーボネット。 正式名称は、名古屋港ワイルドフラワーガーデン。 中部電力が50周年を記念して敷地内に作った、 野草庭園だ。 つい最近できたような気がしていたけど、 2002年の4月というから、もう3年になるんだ。 一部では有名らしいけど、知名度はどうなんだろう。 場所がけっこう行きづらいところにある。 駐車場は無料で、入園料は300円。 他に、名古屋港から水上バスで行くという手もある。 |
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現地のすぐそばに行くまでまったく案内標識が ないので、さんざん迷ってしまった。 やっと見えたと思ったら、走ってる反対車線で、 そちらへ渡る道がない。 行ったり来たりして、工場の敷地内のようなところを 通ってようやく辿り着いた。 でも実は、見えたすぐのところを左折して、 回り込んで行くルートがあった。 ずっと右を見ながら走っていて看板を見逃した。 私同様、迷う人もけっこういると思う。 |
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ワイルドフラワーガーデンという名前の通り、 野生の花の庭園だ。 だから、整然と植えられてはいない。 野性味を出すためにあえてそうしてるのだろうけど、 あとは勝手に育ってちょうだいという姿勢が 見えなくもない。 |
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入ったとき、ちょうど水上バスが 名古屋港の方に帰っていくところだった。 名古屋港とブルーボネットの間を 10分くらいで行き来している。 ただ、1時間に1本くらいしかないので、 それを逃すとちょっと大変かもしれない。 最終に乗り遅れたら困りそう。 埋め立て地で陸続きだから、 バスも走ってはいるけど、 名古屋港まではかなり遠回りになる。 |
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この庭園にはガーデンデザイナーだけでなく、 彫刻や建物その他、 さまざまなデザイナーが参加しているらしい。 こういうちょっとした部分にもこだわりが感じられる。 トータル・デザインが優れているという印象だった。 |
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全景はこんな感じ。 広くはない。むしろ思っていたよりも狭かった。 写真に写っている範囲で全体の3分の2くらい。 ガーデンは様々なテーマごとに別れている。 イギリス人デザイナーなどが デザインを担当したのだという。 おば様確率高し。 自分の家に庭がある人は 参考になるんじゃないだろうか。 |
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カフェなどがあるサニーハウスと、鯉のぼり。 サニーハウスもきれいなデザインだ。 鯉のぼりをどこかに撮りに行きたい と思っていたら思いがけずここにあった。 最近は個人の家で鯉のぼりを立てているところが 本当に少なくなった。 |
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マップが必要なほど広くはないけど、 どこに何ガーデンがあるのかを知る手がかり として役に立つ。 向こうに見えているのがセンターハウス。 チケットやお土産を買ったりするところ。 レストランもある。 基本的にここは飲み物も食べ物も 持ち込み禁止のようだった。 特に調べたりはされなかったけど。 |
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今回はガーデンとしてしか見てなかったので、 花はいちいち確認しなかった。 見てもたぶん名前は分からなかった。 クローズアップ写真を全部撮っていたら キリがない。 全体としての写真がほとんどになった。 |
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花絨毯。 このあたりはけっこうきちんと植えられていた。 デザイナーの性格が出てるのか。 |
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園内を流れる小川から水蒸気が上がっていた。 中部電力ということで、地面の中や水の下に 温める装置が仕込んであるらしい。 それで暖かいところに咲く花を育てているとか。 |
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日時計。 たぶん、ここを訪れた人の多くが 写真に撮りたがる被写体だと思う。 私ももちろん撮っておいた。 |
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彫刻。 こういうのも、割とおざなりというか、 出来合いのものを置いてしまってる公園などが 多かったりするのだけど、 ここは有名なデザイナーが作ったものを 置くというこだわりを見せている。 そういう気配りがいい感じ。 |
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これはラベンダーのようだ。 フレンチラベンダーというやつだろうか。 北海道などにあるのとは見た目が違う。 ラベンダーにもいろいろ種類があるらしい。 |
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水辺のワイルドフラワーをテーマにしたところ。 水の流れも自然の景観に近いものになっている。 小さな魚も泳いでいた。 |
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いきなり日本の祭風景で何事か と思っただろうか。 これはミニチュア模型。 けっこうよく出来ている。 写真に撮ると本物っぽい。 |
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こちらは農村の風景。 他にも田植えや茶摘みのミニチュアもあった。 日本の庭園をテーマにしたガーデンもある。 |
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一番奥にある、ワイルドフラワーの里。 ここはとにかく素晴らしい。 圧巻。見事。感動的。 色とりどりの花が咲き乱れていた。 近くから見ても、遠くから見ても、 文句なしにきれい。 ここを見るだけでも行く価値がある。 |
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どうにかここのよさを伝えたいと何枚も撮った のだけど、やはり小さな写真では伝えきれない。 こんな光景が自然の中にあったら夢のようだ。 作り物でもすごいと思った。 これは整然としてないのがかえっていい。 |
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ブルーボネットってこれかなぁ。 違ったかな。 ここの名前は、アメリカテキサスの州花である ブルーボネットからきている。 だから園内にはたくさん咲いているはず なんだけど、これかどうかは分からない。 名前のプレートがあまりないので。 |
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おお、見たこともないような蝶だ。 それがとまってくれて、しばらくじっとしていた。 偉いぞ。 そぉ〜っと近づいて一枚。 これはたぶん、ジャコウアゲハのメスだと思う。 今までも目にしたことはあったのかもしれないけど、 ちゃんと見たのは初めてだ。 いいもん見た。 |
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出入り口にもなっている、センターハウスの中。 お土産などがいろいろ売られていた。 二階もあったけど、休憩所のような 花に関する資料があったような。 |
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最後に海を見て帰る。 見えているのは名古屋港。 イタリア村ができたのはあのあたりだろうか。 海も久々に見た。 |
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行ってみるまでどういう感じのところか、もうひとつイメージがわかなかったのだけど、実際行ってみたら思いがけずよかった。 広さ的に物足りないとか、馴染みのない花が多くて日本の野草などを期待すると期待はずれで終わるとかもありつつも、想像したのとは違う部分で収穫があった。 とにかくワイルドフラワーの里が素晴らしかった。ちょうど季節もよかったのだろう。春と秋が最もいいらしいから。 ぐるっと歩いて回るだけなら30分もかからないくらいだけど、庭園を見ながらまったりと過ごすのがいい。 私のようにせかせか写真だけ撮っておしまいというのはもったいないかもしれない。 季節によってかなり花の顔ぶれも変わるようだし、また機会があれば行ってみたい。 住所: 名古屋市港区潮見町42 入園料: 300円 駐車場: 無料 開園時間: 9時30分-5時(季節によって変更あり) 休園日: 月曜日 公式サイト |