2004年7月22日
「東谷山」(とうごくさん)行き

名古屋市守山区
地図
撮影 Nikon COOLPIX950


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写真を撮りに行こう。
今回は名古屋市内で一番高い山、
東谷山とうごくさん)を選んでみた。
標高198メートル。
低っ。
ということは、名古屋ってものすごく平野なんだなと
いうことを逆に思い知る。
登るルートは2つか3つあるらしいけど、
車をとめるのに一番いい、
尾張戸神社駐車場からのコースにしてみた。
東谷山フルーツパークの南側の道を
右に入ったあたり。
初めてだとやや不安になるが、
この暗いところへ入って行くことになる。
思いっきりの山道だ。
そしていきなりの急勾配。
あまりの急角度の登り道に目がくらみそうになる。
5分でぜえぜえになった。
あんなにぜえぜえしたのは、大学のときの
1,500メートル走以来かもしれない。
山道はしんとしていて、心が落ち着く。
しかし、心臓は落ち着かない。
蚊が大量にまとわりついてきて、
のんびり写真を撮ってる場合じゃない。
蚊から逃げまどっていたら、ピンぼけ写真が大量に
できてしまった。
石に腰掛けて一息ついてるわけにもいかず、
先を急ぐことにする。
山道を登っていくと、途中でこんな石の階段道
と合流することになる。
どうやらこちらの方が正規のルートらしい。
確かに、あの未整備の山道はお年寄りや子供が
楽しみながら歩くには適さないだろう。
超運動不足の私にももちろん適さない。
写真を撮ったり、へたばって休んだり、
蚊にたかられて走って逃げたりしながら20分くらい登ると
ようやく尾張戸神社が見えてきた。
いくら山道はひんやりしてるとはいえ、
日中35度の夏日にこの道のりは思ったよりきつかった。
汗だくで脱水症状を起こしそう。
中学時代の夏休みのテニス部の練習を思い出した。
ここが終点の尾張戸神社になる。
が、目的はこの神社ではなく、
山頂の展望台なので特にお参りすることもなく、
とにかくベンチにへたり込んだ。
幸いにも展望台には人っ子一人おらず、
私の格好悪いへたばり姿を
目撃されることはなかった。
1.5キロくらいということだったので
甘く見てたけど、
もう少し気合いを入れて飲み物などの準備が
必要だったようだ。
これが木製の展望台。
定員は8人からせいぜい15人くらいだろうか。
50人も乗ったら崩れて山頂から全員転げ落ちて
いくかもしれない(ウソかもしれない)。
もしカップルでもいたら写真が撮れないと心配して
たが、この日は誰もいなかったので、思う存分休んで
その後何枚か写真を撮った。
普段はどれくらいの人が来るんだろう?
夜景スポットとしても一部では有名らしい。
でも、あの山道を女の子がサンダルやヒールで
登るのはかなり無理がありそうだ。
ちょうど太陽が正面近くに沈む前で、
完全に逆光になってしまい、
写真を撮るには向かない時間帯だった。
もう少し待てば沈む夕陽がちょうどいい感じに
撮れただろうけど。
庄内川と、向こうの山は御在所と美濃山脈、
……だったかな?
左には名古屋駅のツインタワーも見えた。
写真も撮ったし、蚊にも食われたし、もう帰ることにする。
しかし、下りもきつかった。
こんな靴を履いてるからだ。
山道は枯れ葉が散りばめられ、湿り気があり、
ところどころ苔むしたりしてるのに、
こんなスウェードのモカシンなんかじゃ危ない。
というか、疲れてしょうがない。
これよりもう少し歩くのにふさわしい靴をはいていくことを
おすすめしたい。
あと、蚊の対策と、飲み物も。
久々にトンボを間近で見た。
これはシオカラトンボだろうか?
もう少し近寄りたかったんだけど、
動いてしまって駄目だった。
また更に蚊に刺されて、いい加減嫌になる。
途中の畑で、謎のもこもこ植物を見かけたので
撮ってみた。
何だろう、これ。
ようやく車のところに帰り着いた。
飲み物をくれ……。
帰り道の夕暮れ空。
タイミングを逃して、今日も沈みゆく夕陽を見ることが
できなかった。
帰ってきた駐車場から見た空。
この後、夕焼け空は
オレンジからピンクへと色を変えた。
家のベランダから見た夕焼け空。


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