2005年4月5日
「東山荘
(とうざんそう)
名古屋市瑞穂区初日町2
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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桜で有名な山崎川のそばに東山荘がある。
とうざんそう、と読むのだけど、それ何? と
訊かれると、うーん、日本庭園? とあやふやに
答えることになる。
お茶会などで使ってる人たちには有名な場所
かもしれないし、庭園ファン(?)にも一部知られて
いるところかもしれない。
何はともあれ行ってみた。
無料駐車場あり。15台分。
午前9時〜午後5時まで。
東山荘の正門。
なかなかに趣がある。
元々、大正時代、綿布商伊東信一の別荘だった
ところで、のちに名古屋市に寄付されて、
現在は名古屋市のものになっている。
お茶会とは無関係の私が何故こんなところに来たか
といえば、庭園を無料で見学させてくれるから。
白鳥庭園は有料だったけど、
無料と聞けば行かずにはいられない。
道を隔てた反対側には黒塀の民家が。
東山荘とは関係ないけど、
こういう建物も心惹かれる。
かつてのお屋敷という感じだ。
それじゃあ、早速お庭拝見。
と思ったら、見学するには事務所に
申し出てくださいと書いてある。
時間も見学は午後4時までだ。
いかーん、あと30分しかない。急がないと。
こちらが事務所。
中の人に、見学させてください、とひと声かける。
そして、住所と名前を記帳。
せっかくなのでパンフレットもいただいておく。
これは庭園のマップも載っているので、
もらっておいた方が歩く場所が分かりやすい。
見えているのがお茶室。
まあ和室だ。
内部は見学不可。
完全予約制で、お茶会などを開く場所に
なっている。
だいたい1,000円から2,500円くらいで、
一番高いところでも4,500円というから
けっこう良心的な値段なんじゃないだろうか。
一人で借りるわけでもないだろうし。
庭は思ったよりも広い。
日本庭園だけではなく、その外側には
そこそこ広い雑木林も広がっている。
名古屋の街中でこれだけの土地が、
いい意味で無駄に残されているのは
ちょっと驚きだ。
野鳥もかなり多くいるようだった。
仰西庵。
こちらも和室で、部屋は三畳のようだ。
歩けるコースが何本かあり、
こういうふうに案内板もある。
散策路というか、園路というらしい。
このあたりなどは民家の庭の雰囲気じゃない。
どこかの神社の中みたい。
暗くなったら怖くて歩けないくらいの道だ。
神社みたいと思ったら鳥居まであった。
その向こうには何かある。
鉄の鎖がかかっていたので、
奥までは行っていけないようだ。
野草や桜に気を取られている間に、
苔もすっかり緑が濃くなっていた。
苔好きの私としてはこういうのも嬉しくなる。
今年は苔もいろいろ撮っていきたい。
苔寺とかも行ってみたい。
これは本玄関のようだ。
内部は見学不可でも写真はどうなんだろう。
と思いつつ、開いてたので撮ってしまった。
あ、何故かこんなところに洋館風の建物が。
元々のものではなく、
あとから洋館風の二階を建て増ししたみたいだ。
大正時代のものか、昭和に入ってからか。
唐突ではあるけど、違和感はない。
むしろ好ましい感じがする。
また見慣れない樹木の花登場。
休憩所の近くが畑になっていて、
そこに何種類もの樹木などが植えられていた。
藤棚もあった。
こは何のつぼみだろう。
樹木はやっぱり苦手。
つぼみとなると更に分からない。

これも分からない。
いつかそのうち分かるようになる日が来ると
いいなと思いつつ、とりあえず撮っておいた。
キミは誰ですか?
ヒュウガミズキ(日向水木)?
トサミズキ(土佐水木)?
ヒュウガミズキのような気がするけど
違うかもしれない。
これも分からないなぁと思いながら
撮った一枚。
ヒマラヤトキワサンザシかなぁ?
ヤマザクラ?
全然違うかも。
アンズではないと思うけど。
これは桜。
でも何桜かは分からない。
ヒガンザクラ系だろうか。

 お庭拝見のつもりが、最後はいろんな樹木の花に頭を悩ませることになった東山荘。
 思ってたのとは別の部分で楽しめた。

 完全に整備された日本庭園というよりも、自然の雑木林をそのまま残した庭園という趣で、散策するにはなかなか面白い。
 今回は時間が足りなくて30分での駆け足見学になってしまったけど、鳥や花も多いし、季節を変えてまた訪れたいと思う。
 駐車場も庭園見学も無料なので、山崎川の桜を見に行ったついでに寄ってみるのもいい。
 ただし、その時期には駐車場も一杯でとめられないかもしれない。

 名古屋市瑞穂区初日町2
 開園時間: 9時〜4時(開館は4時半まで)
 駐車場: 無料(15台)
 入園無料

 公式サイト

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