デジカメ日記/OLYMPUS E-10にて撮影

 2005年 8月10日(水)

 夕方、空を見上げたら、白い機体がスーッと青い空を飛んでいた。
 あれは、まさか、フットボールアワーの岩尾に似た野口聡一宇宙飛行士を乗せたディスカバリーか!? と驚き喜び、写真を撮った。
 が、帰ってきてニュースを観たら、ディスカバリーはもうとっくに地球に帰ってきていた。ガビーン。←ショックのあまりギャグが古くなった。
 せっかくスペースシャトルを激写したかと喜んだのに、残念。昨日の夜ははっきり見えたらしい。もったいないことをした。
 結局、ただの飛行機だったらしい。名古屋の飛行場が小牧から中部新国際空港に移って以来、飛行機が珍しいものになってしまった。まだ小牧も国内線や一部海外ともつながってるらしいのだけど、目にする機会は激減した。寂しいくらいに。だから、たまに見るとちょっと嬉しかったりする。

 何はともあれ、今回のスペースシャトルの成功は素直に喜びたい。もし前回に続いて今回も失敗していたら、スペースシャトル計画自体が存続不能になったかもしれない。今回の成功でなんとか未来へ希望がつながった。
 ただ、スペースシャトルというのは前時代的に古いものとなってるのは確かで、そろそろ新しい方式に切り替えていく必要があるのだろう。これは金がかかりすぎるし、いろいろな部分で限界がある。
 厳しい訓練を積んだ宇宙飛行士しか乗れないというのも、それではダメなことは明白だ(野口さんなんて苦節10年だし)。
 NASAではベンチャースターという新型の宇宙船の開発も進んでいるようだ。これだと、打ち上げの時、補助燃料タンクや補助ロケットが不要で、低コストで打ち上げができるのだという。
 別の方法として、まず上空まで飛行機に運んでもらって、そこで切り離してからロケットエンジンに点火して宇宙まで飛んでいくというシステムも実験が行われている。
 なんとかあと30年くらいで有人宇宙旅行が一般化できないものだろうか。飛行機に乗るのと同じくらいの気軽さと金額で。
 100年前、今のジャンボジェットが空を飛ぶと思っていた日本人はほとんどいなかった。これだけ技術の進歩が速くなった今なら、30年あればかなり進むはずだ。だから、宇宙旅行もそれほど絵空事ではない気がするけどどうだろう。
 そういうことを想像すると、やっぱり長生きしなくちゃなと思う。


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