デジカメ日記/OLYMPUS E-10にて撮影

 2005年 8月9日(火)

 夕暮れ空に浮かぶ三日月。
 うん、なかなかいい感じ。

 人類は本当に月へ行ったのか?
 行ってないという一派がいて、いや行ったんだと主張する人たちがいる。
 疑惑に関してはテレビでもいろいろやったし、本もたくさん出た。その疑惑に対する反論も散々なされ、またその再反論と、どこまでいっても結論は出ないようだ。
 神が存在することを証明できないと同時に、存在しないことを証明することもできないというのと同じようなものだろう。

 個人的には、絶対行ってないだろうと思っていた時期があったけど、今は一応行ったんだろうなという方に傾いている。まったくのでっち上げとするにはちょっと無理がありすぎるから。
 あの映像は明らかに怪しいとは思うけど、隠してることはもっと別の部分なのだろう。そういう意味では陰謀はあるに違いない。全部を晒してわけではないはずだ。

 多くの人が思っているように、私も思う。自分が生きている間にぜひもう一度行って欲しい、と。
 一回行けたなら二回行けないことはない。金がかかりすぎるとか、採算が取れないとか、そんなことは大した問題じゃない。宇宙ステーションがどうとかこうとか言い訳する前に、もう一回だけ行けば誰もが納得する。もう昔みたいなごまかしはきかないし。
 行けない理由が技術的なところではないとすると、人類の未来は暗いと言わなければならないだろう。宇宙に希望がなければ、地球の生命体は地球とともに滅びるしかなくなってしまうから。
 地球の周りをぐるぐる回ってるだけじゃしょうがない。

 毎日のように見てる月は近くて遠い星だ。こんなにはっきり見えるのに、手が届かない。それがもどかしくもあり、残念でもある。
 でも、月があってくれてよかった。その姿を見せてくれただけでも月がもたらしてくれたものは大きい。
 私たちは月にロマンを感じるが故に、こんなにも月へ行けないでいるのかもしれない。神秘の存在でなくなることを心のどこかで恐れて。
 地球から行った人々が暮らしてる月というのはどこか違和感がある。だからこのまま、行く必然性がないうちは行かずにおくのがいいのかもしれない。
 そして地球の私たちはこれからも月を見上げ、月を歌う。様々な思いを馳せながら。


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