デジカメ日記/OLYMPUS E-10にて撮影

 2005年 8月1日(月)

 今日は春日井コロナワールドで映画。
 いつも行く、毎週月曜日、男は1,000円、というやつだ。
 観てきたのは『姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)』。
 京極夏彦の原作が面白かったというのもあったのだけど、キャストに惹かれたのが大きい。堤真一、永瀬正敏、阿部寛、原田知世、田中麗奈など。

 で、どうだったかといえば、なかなかよくもあり、やや不満もあり、トータルでは75点といったところだろうか。原作の持つ空気感は上手く再現されてたし、俳優のキャラクター付けも成功してたと思う。ただ、テンポがよくないので、後半少しだれてしまっていた。元々あっと驚くようなトリックや華々しい謎解きがある作品ではないから仕方がないといえばそうなのだけど、やや映画としての盛り上がりに欠けたのは残念だった。
 原作を読んでないと分かりづらいところもあり、万人向けの作品ではないと思う。少なくとも『TRICK』ほどの娯楽性はない。個人的には充分楽しめたけれど。

 メンズデーのコロナワールドは、今日も閑古鳥が鳴いていた。始まってまだ10日ほどだというのに観客は私を含めて10人ほど。たぶんコロナワールドの中でも一番小さな劇場だと思うけど、全部で約30席のところでの上映というのも映画館側としての期待の薄さを表していた。最初は一日5回上映くらいだったのに、早くも一日2回上映になってしまった。来週か再来週にはもう終わってしまうかもしれない。どこのシネコンもこんなに速いペースで作品が入れ替わっていくもんなんだろうか?
 ただ、さすがに『スターウォーズ』、『宇宙戦争』、『ポケモン』などの主力は長く続くようだ。
 次は日本映画期待の『亡国のイージス』を観たいと思っているけど、これもうっかりしてると終わってしまいそう。来月までやってたら観に行ってもいい。

 映画館の冷え切った館内から外に出てくるとホッとする。あそこは人も入ってないのにクーラーだけはものすごく効かせてるから寒くて仕方がないのだ。クールビズなんで泣いて逃げ出すほどの寒さ。設定温度は20度くらいなんじゃないかと思わせる。日頃クーラー慣れしてない私は長袖を着てても凍えそうになる。
 外の風と空は、暖かくて気持ちがよかった。


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