初めて見た、万博駐車場「満」の表示。
この愛知万博は地元民にとって交通の便が悪く、評判がよくない。駐車場も会場まで一切行けず、周辺に設けられたいくつかの駐車場にとめて、そこからバスで入り口まで行くというパーク・アンド・ライド方式を採用している。その駐車場代金が一回3,000円。
これじゃあ地元民に評判が悪いのは当たり前だ。名古屋はとにかく路上駐車が多い土地柄で、できることなら有料駐車場なんか入れたくないという人間が多い。しかも近所へ行くのに3,000円もの駐車代金を喜んで払うはずがない。会場まで直接行けるならともかく、そこからバスに乗り継ぐなんていう発送は名古屋人にはない。名古屋人は家から徒歩一分のコンビニへ行くのでも車に乗る。いや、冗談じゃなく。
というわけで、公式駐車場の利用状況はこれまで散々だった。いつ行ってもガラガラで、週末でも2割程度しか埋まらないところもあるとか。
しかも、会場近くには同額または2,000円程度の私設駐車場がある。そこから入り口まで5分とか10分とかで歩いていける。
当然駐車場代金も計算に入れていた万博協会は頭を痛めているという話だ。
なので、「満」の表示には驚いた。よっぽど人が入っているんだろう、と思ったらやはり今日の入場者数は13万人を超えていた。うわっ、混んでる。
3月の25日から始まった愛知万博もそろそろ2ヶ月になる。
いまだにやや他人事ではある万博だけど、一回行けばもっと身近に感じられるのだろう。
夕方5時からの夜間半額チケットで行くから、日没時間が7時を過ぎてからにしたい。何かを見るというより写真を撮ることが目的になるだろうから。
行くにしてももちろん、3,000円の駐車場なんかにはとめはしない。
あの万博、どうもプロデュースが名古屋人じゃない気がする。名古屋人の気質や習性を全然理解してない。起用してる有名人は地元民じゃなくてよそ者ばっかりだし。
どうせなら、ベタベタの愛知っぽい万博にして欲しかった。ガイドはもちろん、全員名古屋弁で。
愛知でやるんだから愛知の万博でよかったのだ。日本を背負ってるんだという意気込みが空回りしてるように地元民の私には見えるのだった。
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