夕暮れ時、オレンジと藍色が解け合う空に、下弦の月が浮かんでいた。
昨日の新月から一日でまた月が戻った。薄い下弦の月が。
ところで、下弦の月というのは、下側が明るい月だとなんとなく思っていたら、実は全然違った。
最近テレビを観ていて初めてその間違いに気付いた。きっとまだまだ勘違いしてることもたくさんあるに違いない。
下弦の月というのは、右側が明るい月で、上弦の月というのは左側が明るい月を言うらしい。
しかし、ことはそう単純ではなく、見る方角と時間帯によっても違って見えるというからやっかいだ。
登り始めは下が明るかった月も、沈む頃には上が明るく見えたりするとか。中空は中間だし。
うっ、ややこしい。
まあしかし、月自体が満ち欠けしてるわけでもなく、地上から見た人間が勝手に名前を付けてるだけなのから、見たときの見え方で上弦とか下弦とか言ってればいいのかもしれない。
とりあえず右が明るかったら下弦、左が明るかったら上弦、と覚えておけばたぶん間違いないと思う(違うかもしれない)。
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