踏切の電車通過待ちで先頭で停車するのはそんなに嫌いじゃない。
別に列車好きではないし、先頭好きというわけでもないけど、普通の道路で信号待ちするよりは嫌ではない。
電車というのは、私にとって非日常的なものということもあって。
せっかくだから写真でも撮るかとDC4800を取り出して電源を入れて待った。
そして電車の先頭が見えたところで、それ、今だっ、とシャッターを切ったらこの有様。
ありゃ? 全然間に合ってない??
そうか、これがシャッター・タイムラグというやつだな。シャッターを押してから実際に撮影されるまでにわずかな時間があるという。
今まで激しい動きのあるものをほとんど撮ったことがなかったから、シャッター・タイムラグが短いとか長いとかはほとんど意識したことはなかった(まあ猫を撮るときにはちょっと感じたけど)。
なるほど、こういうところで問題が出てくるんだ、と納得したのだった。
むしろ流し撮りしろって?
そんな無茶な……。
第一、車の運転席からだから、流し撮りなんかしたら余計なものまで写り込んでしまって駄目だ。
かといって、車から降りていって電車を流し撮りなんかしてたら周りから変なやつと思われるし。
単純な解決策としてはもっと早くシャッターを切ればよかったんだろう。
ただ、その場合ピントが合わないということもある。
私は鉄の人でもないし、鳥の人でもないから、動きに強いデジというのは必要ないのだけど、発想を逆転して、動きに強いデジを買うことで新たな被写体をもたらしてくれるということがある。
COOLPIX950が、それまでまったく関心のなかった接写の楽しさを私に教えてくれたように。
また買うか、私?
というか、もう買ってしまったような気がしないでもない。
いや、動きに強いやつじゃなく、遠ーくまで写せるやつ……。
今年中に、もしかしたら私、鉄&鳥の人となってるかもしれない。
あ、飛行機もいいな。小牧の飛行場が引っ越して行ってしまう前に。
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