「山野草」って何て読むんだろう?
と思った私はちょっとおバカさんなのだろうか?
やまのそう……?
きっと、やまやそうだろう、うん、たぶんそうだ。
と思ったら、「さんやそう」だった。
むむむ、そうなのか。
常識?
でもこれでひとつまた賢くなった。このままあと千年くらい生きられたらけっこう賢くなれそうな気がするんだけどな。
少し前に「花屋さんの花」というポケット花図鑑を買ったのだけど、あれには私が最近行ってるような野山の道ばたに咲いている花が載ってない。
それはそうだ。あんな草花なんてほとんど花屋で売ってないだろうから。
ということで、山野草関係の本を買ってみた。
「山野草ウォッチング」夏梅陸夫。
まずはパラパラとめくって見てみる。
が、これまで私が撮ってきた花はあまり見あたらないような。
うーむ、これは手強い。
代表的なものはもちろん載っているのだけど、パッと見で一致しないものが多い。
一応季節ごとで花の色で分けて分類してあるものの、今ひとつ分かりづらい。
野草がどれくらいの数あるのか知らないけど、300種類弱というのはちょっと少なすぎるんじゃないか。
自分が撮った花の写真だけを頼りに本で名前を調べるのはかなり難しいようだ。
これはこれで図鑑として眺めて楽しむものと思った方がいいかもしれない。
もしくは、写真を撮りに行くときに持っていけばいいのだろう。
むしろこの本に載ってる花を探しに行った方が早いとも言える。
もう一つ分かったのは、花を撮るときは葉っぱまで入れて撮らないといけないということだ。
花だけでは判断できなくても葉っぱとあわせてなら分かることもある。
何が何でもマクロのクローズアップがいいというわけではない。
ってことで、近いうちにこのポケット図鑑を持って出かけよう。
秋の花に載っている中では、この写真にあるベンケイソウというのを見てみたい。
それにしてもこの本の中に載ってる花の90パーセントは見たことのないものばかりだ。
野山にこんなにたくさんの花が咲いているなんて思ってもみなかった。
地球は本当に面白いところだ。
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