デジカメ日記/Nikon COOLPIX950にて撮影

 2004年 9月27日(月)

 デジにはそれぞれ長所があり、短所がある。
 気に入ったデジの短所をなんとかしたいと思い始めると、次はやはり外付けのレンズに気持ちが向かう。
 誰もが通る道だろう。
 もしくは、誰もが陥りやすい道と言うべきか。
 そして、その流れは止まらなくなる。
 テレコン、ワイコン、マクロにクローズアップ……。
 そんなことを呪文のようにつぶやくようになると、もう引き返せない(かもしれない)。
 デジスコ、サイコー! とか叫び始めるともういけない。

 最初にワイコンへ向かう方向とテレコンに向かう方向がある。
 私はテレコンへ向かった。
 これは望遠の距離がもっと欲しいからではなく(それはそれで嬉しいのだけど)、テレマクロ(望遠+マクロ)でもっと被写体に近づきたいからだった。
 選択肢としてはテレコンとマクロレンズ(またはクローズアップレンズ)のどちらかがあるのだろうけど、とりあえずテレコンを買ってみた。

 本当はNikon純正の「TC-E2」(2倍)を買うつもりだったのだけど、オークションで高値(安くても4,000円、高いと5,000円以上とか)になってしまって買えず、とりあえずテレコンで何ができるのかを知るという目的で思いっきり安いレイノックスの「NCP-180」(1.8倍)というやつを買ってみた。
 COOLPIX専用で、見た目はちょっとおもちゃっぽい。
 値段も通常の売値で4,000円くらい、オークションでは1,200円で買えた。値段もおもちゃっぽい。
 でも、とりあえずテレコン自体初めてなので、テレコンと名の付くものならなんでもよかった。


 というわけで、性能的にはあまり期待してなかったのだが、これが意外といいかもしれない。
 思ったより画質の劣化がない。
 厳密に言えばそれなりにあるのだろうけど、私の用途では充分使える。
 これはいい買い物だった。
 ワンタッチで付けたり外したりが簡単なので(クリップを内側に挟む感じ)、ねじ込みタイプより使い勝手もいい。
 COOLPIX950の場合、一杯に望遠するとF4.0と絞って暗くなってしまうので困るシーンもけっこうあるのだけど、これを付ければ被写体深度も狭くなるので、F3.0やF3.5くらいでも充分背景ぼけを作ることができる。
 望遠よりもテレマクロで使えることが分かった。
 ただし、写真としては少し暗くなるので、そのへんは設定を気をつけて撮らないといけないだろう。






 望遠性能に関しては、そんなに使う予定もないので、私としてはオマケ程度にしか思ってない。
 上から、ノーマルの最望遠(3倍 115mm相当)、レイノックスのテレコンで5.4倍(207mm)、一番下がプラスデジタルズーム×2.5倍で、えーと何倍になるんだ?
 暗算できん……。
 13.5倍(517mm)か?
 デジタルズームはとても実用レベルとは言えないけど、テレコンを使った5倍ってのはそれなりに使えそうだ。
 画質も大きく劣化してるという感じはない。
 まあ、ぼけてるといえばぼけてるのだけど。

 純正との比較ができればもう少しちゃんとした報告ができるのだけど、とりあえずレイノックスのテレコン「NCP-180」はけっこう使えると言っていんじゃないだろうか。
 値段のわりに性能は悪くない。
 テレコンってどんなもんだろう? っていうテレコン予備軍にオススメしたい。

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