色は光で、光は色だ。
最近写真を撮っていてそのことに気づいた。
光の量と当たり方によって写真の色は大きく変わる。
露出補正が大事だというのもそういうことなのだろう。
レタッチソフトで明るさなんてどうにでもなるというこれまでの思い込みは、どうやら間違っていたらしい。
やっぱり写真を撮る段階から明るさも自分なりに決めないといけないようだ。
空が白く飛んでしまうのはどうにかならないものかと考えていて、露出補正を今まで以上に意識するようになった。
明るすぎる空はかなりマイナス補正した方がいいようだ。
写真として全体に暗すぎても、そういう場合はレタッチソフトで明るく救える。
逆に白く飛んでしまうと、いくらソフトで暗くしても白い部分は白いままで、どうしようもない。
それは黒く潰れる部分にも言える。
うん、なんとなく、少しずつ分かってきたかもしれない。
趣味は写真を撮ることです、などと胸を張って言えるようになりたいなどという野望もなく、写真コンテストで入賞を目指してるわけでも決してないけれど、写真を撮ることの楽しさに目覚めた今、もっと撮ることが分かるようになりたいとは思う。
シャッターチャンスを逃さないとか、一瞬のドラマを切り取るとか以前の問題として、自分はどういう写真を撮ろうとしてるのかということを頭の中でイメージできて、それを実際に狙い通り撮れるようにはなりたい。
今はまだ、撮る対象も、撮りたい写真も、とりとめもなく漠然としすぎている。
ところでこの写真の花は何という名前だろう?
自分のものじゃないんでよく分からない。
最近花にも少し興味が出てきた。
接写で撮ると花は面白い。何より色がいい。
この青紫の色も、遠くから見ただけでは何も感じることなく見過ごしてしまうけど、ぐっと近づいてみると心惹かれる色だと気づく。
花のことはまったく知らないから、これから少しずつ勉強していくことにしよう。
ネットの花図鑑ページなどもいろいろ見たけど、知らない花の名前を調べるには向かないから、やはり花図鑑の本を買おう。
「山に咲く花」とか「野に咲く花」とかいうシリーズものがあってとっても欲しいのだけど、1冊2,400円もするから、かなり迷う。そこまで欲しいのか、私、と考えてしまって。
何はともあれ、ひと目がなくて落ち着いて花の写真が撮れる場所ってないだろうか。
植物園でもなく、有名な花スポットでもなく、ましてや花屋の店先でもなく、誰もいないようなところ。
となると、やはり平日の山の中しかないか。しかも夕方。
謎の奇病もほぼ治ったし、今週あたり行けそうか。
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