デジカメ日記/Nikon COOLPIX950にて撮影

 2004年 8月27日(金)

 午前中の大学病院は人と車で満員御礼、まるで週末の遊園地のように活況を呈している。
 通院患者、付き添い、入院患者、お見舞い客、病院関係の人々、その他業者などなど。
 儲かっとんなぁ、と思うのは私だけではあるまい。

 それにしても世の中にはなんと多くの病人で充ち満ちていることか。
 病院なんてまったく行かない私だから余計にそう思うのだろうけど、この世界における病人の割合というのは私の想像を遙かに超えて多いようだ。
 健康なのは当たり前、病院行きなんて海外旅行くらい珍しいものだという私の思い込みは明らかに間違っている。

 しかし、ふと思ったんだけど、病院ほど無数の病気が漂っている空間はないわけで、病気で気持ちも体も弱っているときに行ったら、人からいろんな病気をもらってしまって、とってもデンジャラスなんじゃないの?
 風邪をひいてる人だって何十人か、もしかしたら何百人かいるかもしれないということは、学校の教室に一人風邪ひきの生徒がいるより何十倍もうつりやすいということだ。
 危険すぎる……。
 病原菌は目に見えないからまだいいものの、もし見えたとしたらどうだろう。
 病院の入り口から一歩入ったら、そこは無数の病原菌がうようよわらわらうごめき、漂っているのだ。そこに入っていこうという気になれるだろうか?
 ノン、ノン、ノン。オララァ、とカタコトのフランス語を口にしてザリガニのように後ずさりしてしまいそうだ。
 やはり病院は危険なところだ。いろんな意味で。
 行かずに済めばそれに越したことはない。

 話題変わってデジカメの話。
 COOLPIX950に限らずデジカメというのは、まぶしい太陽が出てるとき、逆光で空を写すとどうしてもこの写真のように真っ白になりがちだ。実際はかなりクリアな青空だったのがこんなにも真っ白に飛んでしまっている。
 露出を思い切ってマイナス補正にすると少しはましになったんだろうか?
 もともとCOOLPIX950は青空が苦手な機種だけど、青空をきちんと正確に青く切り取れるデジってあるのかなぁ?
 あと、夕陽を写すと前面の被写体が黒く潰れがちなのもイヤだ。
 ダイナミックレンジうんぬんというはまあ置いておいて、もう少しこのクラスのデジでもなんとかして欲しいと思う。
 逆に言えば、人間の目というは素晴らしく優れているのだなと最近あらためて思うようになった。
 眩しい逆光でも青空は青く見えるし、夕陽の手前の街並みもちゃんと黒くならずに見ることができる。
 写真(特にデジカメ写真)は、見たままを写し取るものではないと割り切るべきなのかもしれない。

 過去の”今日の一枚”へ ホームに戻る