デジカメ日記/Nikon COOLPIX950にて撮影

 2004年 6月27日(日)

 それなりにいいデジカメを買えば、すぐにいい写真が撮れるというのは幻想だった。
 甘かった……。
 今までは単焦点の150万画素だから凝った写真が撮れなくて当たり前、ズームでマニュアル設定できるデジなら誰でもいい写真が撮れるんだろう、というのは誤った認識だった。
 うーむ、写真って難しいものだったのね……。
 何気なく上手い写真をサイトに載せてる人たちって、けっこうすごい人たちだったんだ。
 というように、反省の日々を送る私であった(というか、まだ反省4日目)。

 ただ、少しずつ分かってきたこともある。
 一つは、設定をきちんと把握して、どういう設定にすればどういう仕上がりになるのかをイメージできれば、出来上がった写真はそのようになるらしいということだ。
 たとえば露出補正を-0.3にするのと+0.3にするのではかなり違う印象の写真になる。
 ホワイトバランスもオートに任せず、自分の意図として設定を変えることでイメージに近づけることができるらしい(夕陽は「曇り」で撮ると鮮やかな赤色になるとか)。
 他にも感度を上げるか、シャッタースピードをどうするかなど、いろいろ勉強して感覚的に身につけていかないといけないことが多い。
 まったくの初歩からのスタートだから、こりゃあまともな写真が撮れるまでには相当かかりそうだ。
 一眼レフを買うことはまずないけど、せめて一通りのマニュアル設定ができるCOOLPIX950くらいは使いこなせるようになりたい。
 写真としての表現とか、いい被写体とか、撮りたいテーマとか、そういう以前の問題として、まずは狙ったイメージの写真を1枚か2枚で撮れるようにならないと。
 なんか、久々に出来ないことを一から勉強してる気分だ。
 今日も一日写真のことを考えていた。


 COOLPIX950はマクロで4cmまで寄れて接写も得意だというのはネットの評判で知っていたのだけど、なるほどたいしたものだ
 解像度が高い(描写が細かい)というだけでなく、質感まで伝えるのがすごい。
 この500円玉でも、そこに置いてあるみたいに撮れている(と思う)。
 私がコンタクトで矯正した視力1.0を遙かに超えていて、私には見えない細かい傷などまで写し取る。
 これにはちょっと感動した。初めてコンタクトレンズをしたときみたいに。
 うわっ、すげえ見えるっ、てなふうに。
(500円の下は、昨日届いた「JAF Mate」の表紙の写真)

 もう一つ、三脚を使うのと使わないのとではものすごく差があるということも知った。
 おもちゃのミニ三脚だけど、手で撮るよりずっとピントが合いやすい。というか、手に持って手ぶれをしないで撮るのはとっても難しい。
 ぶれちゃダメ、ぶれちゃダメと思うと、つい力が入りすぎてよけいぶれてしまったりする。
 ストライクを入れなきゃ入れなきゃと思ってよけいボールを連発してしまうピッチャーみたいに。
 家の中での接写は面倒でも三脚を使った方がよさそうだ。
 しかし、外に三脚を持って行く勇気はないなぁ。

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