SANYO DSC-SX150にて撮影

2004年 3月29日(月)



 自作第一号となった名無しのメイン・マシン。
 ムム? 写真写りがあまりよくないな。
 白いケースではあまりにも味気ないということで、ブラックパールとプラチナシルバーで塗って、けっこう上手くいったのに。

 自作はいいけど、困るのは呼び名がないことだ。
 生き物以外に名前を付ける習慣がない私なので、とりあえずマザーボードの名を取って815(ハチイチゴ)と仮に呼んでいる。
 しかし、このマシンがメインに居座るのもあと少しになった。
 自作は自作を呼び、早くも次の世代の845マザーを買ってしまったから。
 寿命、短っ。
 なんて早い世代交代なんだ。
 これではヤンキー・カップルの親子みたいではないか。
 40歳くらいにはもう孫が二人いる、みたいな。

 しかし、これは自作一号にしては非常にバランスのいい安定したいいマシンに仕上がった。
 intel 815Eマザー自体が安定しているのが大きいのだろう。
 CPUはPen3の1GHzで、通常の使用には充分な処理速度を持ってるし、VGAはNVIDIAのRivaTNT2(32M)も決して速くはないけど画質がソフトで目が疲れないのが気に入っている。
 メインメモリも384MBあれば足りなくなることはないし、WindowsXPもまったく問題なく動いていて不満はない。
 ある意味、これ以上のスペックはもういらないような気がしている。
 たとえるなら、公道をキビキビ走る2,000ccのスポーツクーペ車のように。
 車もPCも速いに越したことはないけど、実際にはそれほどの高スペックは必要ないものだ。
 3Dゲームはゲーム専用機でやればいい。

 しかしながら、もっと、もっと、というのが人情で、世の中にもっといいものがあれば見てみたいし、触ってもみたい。
 PCも車もそうだ。
 必要充分で充分なわけではない。
 というわけで、第二号機は845マザーで組み立ててみることになった。
 CPUは最初Pen4の1.5GHzを予定していたのだけど、その前にCeleronで寄り道してみることにした。
 安く手に入ったということもあるのだけど、PC133のSDRAMメモリではPen4もCeleronもあまり変わらないような気がするし。
 寄り道ついでに850マザーというのもどんなものか一度見てみたい。
 メモリの速度の違いは体感速度でどれくらい違ってくるものなのか確かめてみたいから。
 しばらくはメーカーPCに用はなさそうだ。

 ちなみに、このPCの総額は、オール中古、オールオークション入手で、合計2万円ちょっとくらいだろうか。
 ケース2千円、マザー4千円、CPU6千円、HDD30G3千円、メモリ4千円、その他青色LED、ネジ類、ケーブルなど。
 他から流用したり、手持ちのものから移したりしたから、ゼロからそろえるとなるともう少しかかるだろう。
 同程度のスペックのものをオークションで買おうとすると、2万円から3万円くらいなので、金額という点ではもはや自作のメリットはほとんどなくなったと言えるだろう。
 新品でも中古でも。
 単なる趣味でしかない。
 でもこれがなかなか面白い世界なので、ぜひ一度やってみることをオススメします。
 全身を赤とピンクのツートンに塗って、LEDを赤く光らせて、シャア仕様PCにするとか(絶対やってるやついるだろうな)、豹柄のフィルムを貼り付けてイケイケギャル仕様にするとか(古っ!)。
 メーカー製PCは外観をあまり変える気にはなれないものだけど、自作なら思い切ったことができる。それも自作PCのいいところなのだ。


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