SANYO DSC-SX150にて撮影

2003年 12月17日(水)



 WindowsXP。
 自分には当分無縁のものだと思っていたのだが、入れざるを得ない状況になってしまい、渋々導入したら一目惚れ。
 というのは言葉が変だが、妙に気に入ってしまった。
 愛すべきアンポンタンなWindowsMEの後だっただけによけいそう思ったのかもしれない。

 ワークステーションのintellistationとの相性の良さもあるのだろうけど(というよりもWinMEとの相性が悪すぎた)、MEのときとは比べものにならないくらいキビキビとした動きになった。
 すべてにおいて。
 速っ、と声に出してしまうほど。
 MEのときはサイドブレーキを引いたまま走っていた感じだったのが、外れたとたん猛スピードで加速したみたいに。
 ついに本来の力を取り戻したintellistation、やはりギガマシンは速かった。

 それにしてもWindowsMEってなんだったんだろう。不思議なやつだ。
 Windows95からWin98、Win98SEとまがりなりにも順調に進化、成長してきたはずなのに、MEになって突然ヘタレになってしまうなんて。
 中学、高校とそれなりに優等生だったやつが大学に入ったとたん、突如ダメなやつになってしまったみたいだ。
 おいおい、おまえどうしちゃったんだよ、とかつての同級生に問いただされて、えっ、オレ? 大丈夫だよ、これでも成長してるんだから、ととぼけた主張をしてる元クラスメイトのよう。
 マシンとの相性もあったのだろうけど、それにしてもなんとなく不可解というか挙動不審な点が多々あったような気がする。
 少なくとも安定性という点に置いてはWin98SEの方が安定していた。
 ただ、おかげでリソースをどうやって稼げばいいのかとか、どうすれば安定するのかなどの勉強にはなったから、一度は使ってみて損はなかった。
 ありがとう、WindowsME、そしてさようなら。
 きっと二度とWinMEを常用することはないだろう。

 WindowsXPだが、こんないいとは思ってもみなかった。想像してたよりも10倍はいい。
 重いという話を聞いていたけど、ある程度のマシンパワーがあればむしろWin95より体感的には軽いと思う。
 どれくらいが快適に使えるスペックなのかはよく分からないのだけど、PenVの1GHzかそれに近いくらいなら導入をおすすめしたい。
 インターフェイスやデザイン、操作などの変更点が大きいけど、使いづらければ全部今までのスタイルに戻ることも可能なので問題はない。
 起動時間もWin98とほとんど変わらない。
 周辺機器やソフトの対応に関しても、XPが登場してかなり経っているので登場してすぐの頃に比べれば対応はかなり進んでいてそれほど困ることはないだろう。
 むしろドライバに関しては勝手にインストールしてくれることが多い分、Win98やMEよりも楽だったりする(MatroxのG450のドライバが自動でインストールされたのはちょっと驚いた)。

 そんなわけで、今のところ使っていてWinXPにまったく不満はない。
 生まれて初めてビルにちょっぴり感謝した。
 特にリソースのことでもう頭を悩ますことがなくなったことは本当に大きい。
 今まで何かっていうと再起動をしてたけど、今では一日中つけっぱなしでも全然平気だ。これはとてもありがたい。
 次のOSが登場するまでは機嫌よくWinXPを使っていけそうだ。
 と願いたい。


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