SANYO DSC-SX150にて撮影

2003年 12月11日(木)



 生涯で何度目の満月だろう。
 でも満月だけはいつもまでたっても見慣れることがない。
 見るたびに無感動ではいられず、その時々で思うことや感じることが多い。
 三日月だ満月だといっても単なる太陽光線の加減だけなのに。

 満月を見て、人は何を思うのだろうか。
 きれいだというだけではない特別な感情が思い浮かぶのは何故なんだろう。
 月に何かがあるのか、誰かがいるのか、月と地球の関係性に宇宙の歴史があるのか、それとも昔の人がいろんなことを書いたり言ったりしたから私たちはそれに影響を受けてるだけなのか。
 でも何かがあることだけは間違いない。
 人間の本能や本質の部分に関わることで。
 もっとも、その関係性の謎を解き明かしたからといって私たちが幸せになれるとも思えないけれど。

 月は今も昔もただ空に浮かんでいるだけでいいのかもしれない。
 手を伸ばせば届きそうで届かない存在のまま。
 あれこれいろんなことを空想しながら。
 遠くから見るだけの憧れのクラスメイトみたいに。


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