SANYO DSC-SX150にて撮影

2003年 7月28日(月)

大学受験は一応日本史だったけど、あまりいい点を取った記憶はないし、
今となっては人名や年号などほとんど覚えてない。
鳴くようぐいす平安京とか、いい国作ろう鎌倉幕府とか、そんなことくらいしか。
学校の授業だって大して面白いとは思わなかった。
でも、学校を卒業して、歴史小説や時代小説をよく読むようになると、
日本史くらい面白いものはないと思うようになった。
ただ、興味のある部分はどうしても限られてしまうし、
小説やドラマの題材になる人物も限定されるから、
知っているようで知らないことも多い。
こうなったら社会の教科書でも引っぱり出してきてもう一度読んでみようか、
と思ったら、そんなことをしなくてもこういういい本が出てる。

「図解雑学 歴史を変えた日本の合戦」河合敦<ナツメ社>

これを読むと合戦を中心とした日本の歴史の流れや人物関係がよく分かる。
そして、日本の歴史はそのまま合戦の歴史だということも。
卑弥呼がいた邪馬台国の時代から、明治維新の戊辰戦争まで、
日本国内で合戦のなかった時期は本当に短い。
聖徳太子でさえ若い頃は戦場に出て戦っていたし。

戦国時代と幕末、維新のことはある程度知っていたけど、
平安時代から鎌倉、室町時代はほとんど知らなかったことをあらためて思い知った。
この本でだいたいの流れは掴めたけど、もう少し空白を埋めるための本を読まなくては。
聖徳太子のこととか、源平合戦のこととか。

固すぎず、柔らかすぎず、楽しんで読みながら勉強にもなる一冊なので、これはおすすめ。
知ってるようで知らないことの多い日本史は、勉強してみるとけっこう面白いものだ。

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