SANYO DSC-SX150にて撮影

2003年 7月1日(火)

ふとしたきっかけで手に入れた初めてのノートPC。
一度ノートPCってのを使ってみたかった。
第一印象は、「キーボード打ちにくっ!」だった。
ワープロみたいだ。
でも画面はTFT液晶できれいだな、うん。

買ったのはNECのPC-9821Nb7。
8年前の定価は40万円。
8年前なら何か悪いことでもしないと買えない値段だ。
でも8年後の今なら悪いことをしなくても買える。
だった4千円だから。
安っ!
が、こいつは使えねえ!

ホントにこれが40万だったのかと疑いたくなるほど、今となっては悪夢のようなロースペック。
一応メモリは8MB増設して16MBだけど、
これでは何をするにもいちいちHDを読みにいってうっとうしいにもほどがあるし、
そのHDは540MBしかないものだから、Win以外にソフトを1本入れただけで残り半分を切ってしまう。
更に肝心のCPUがPentium75MHzではあまりにもトロい。
とりあえずワープロくらいは使えないことはないだろうけど、
ネットなんて決して使えるものではない。
将棋ソフト(東大将棋3)を試しに入れてみたけど、まるで話にならない。
最初から一手ごとに考え込んでしまうからイライラしっぱなし。
8年前、これを最新PCとして買った人たちはどうやって使っていたのだろう。
謎だ。

このままでは実用レベルにないので何とかしないといけない。
まずはメモリを増設だ。
と思ったら、これが最大40MBまでしか増設できない。
ううー、厳し〜。
あとはHDの交換なんだけど、これがそう簡単ではない。
NECの98シリーズということでHDDの形状が特殊なのはともかく、
リカバリのCDがないとWindowsのインストールがかなり厳しいらしいのだ。
普通にインストールするだけではエラーやら何や出るとか出ないとか。
昔、PC-9821のCanbeを買って痛い目にあっていたというのに、
またしてもNECの独自規格にしてやられた私であった。

ということで、これはもう、このままメモリだけ増設してワープロ専用PCとするしかなさそうだ。
あと、CDドライブと音源とスピーカーが内蔵なので簡易CDプレイヤーにもなる。
あ、でも98だからDOS/Vゲームには使えるんだ。HDの容量が苦しいけど。

これで早くも私のノートPC熱は収まってしまった。
というか、元々ノートPCなんて私、使い道が全然ありゃしない。
外に出てまでPCを使わないといけない用事もないし、
部屋の中で持ち歩くほど部屋は広くないし。
ただ、今回でノートPCの最低限のスペックが分かったのは収穫だった。
CPUはMMXPentium150MHz、メモリ64MB、HDD2G、ビデオメモリ2MB、
TFT液晶、FDDとCDD内蔵、とこれくらいのスペックは必要だ。
これくらいあればワープロとちょっとしたゲームと、ネットくらいなら使えるだろう。
安いのを探せばオークションで1万円くらいで買えるので、1台どうですか?
しかし、40万、50万したやつが6、7年で5千円や1万円になってしまうなんて、
PCの進歩スピードって恐ろしいな、とあらためて思った。

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