SANYO DSC-SX150にて撮影

2003年 5月22日(木)

禁断の13時間ドライブから無事帰還。
途中、暗闇の山道で壁に激突しそうになり、
サイドミラーをこすってミラーが折れ曲がりそうになったことは内緒だ。
本日の総走行距離567km。
ううっ、さすがにちょっとしんどかった。
500kmといえば東京〜大阪間ではないか。
しかも3分の2は高速ではなく一般道だったからなおさら疲れたし時間もかかった。
いやはや、何はともあれ無事帰ってこられてよかったよかった。

行ったのは富山湾。
別に富山で何かあるわけでも、特別見たいものがあったわけでもなく、
ただ単に富山県に足を踏み入れたかっただけ。
最終的には魚津港まで行って来た。
なんもなかった……。
今回ほどアンチ・ドラマチックなロングドライブはかつてなかった。
とやま〜けん〜は〜〜 何も〜〜 ない〜 春で〜〜す〜〜〜♪
と、思わず森新一のマネで「襟裳岬」の替え歌を歌ってしまったほどだった。
そんなことを言うと富山県民を敵に回すか?
いろんなものがそれなりに揃っているんだけど、これというものがない。
街はそこそこ都会だし、海はあるし、港もある。
海の反対側には高い山があってまだ雪が残っていていい景色だった。
富山駅前には小さいながらも富山城もあった。
私の知らない観光スポットや名所も他に色々あることだろう。
食べ物だって海の近くだしきっと美味しいに違いない。
けど、富山といえばコレ、というのがないような気がする。
パンチが効いてないというか、ツイストが足りないというか。
実際富山県を車で走っていても街の特徴が見えてこなかった。
あるいは道行く人々も。
逆に言えば住むにはいい街かもしれない。観光客で騒がしいなんてこともないから。

何はともあれ、富山県まで行けたことは大きかった。
ロングドライブの最長記録にもなったし、北陸方面の限界も見えた。
北陸シリーズはいったんここまでとする。
これ以上はかなり厳しい。
名古屋からだと高速道路の連絡が悪すぎるのだ。
距離的には新潟までは行けそうな気がしてたけど、今回富山まで行ってみてそれは難しいことが分かった。
次はようやく大阪か。
もしくは今度こそ富士山という手もある。
とはいえ、しばらくは充電に入ろうと思っている。
13時間ドライブは途中10時間を過ぎたあたりで壊れそうになるから。
特に行きっぱなしの13時間ではなく往復なので帰り道がつらい。
退屈にもなるし、運転にも飽きるし、コンタクトも限界が来る。
もちろん精神的にも。
あまり頻繁にするとロングドライブ・ドランカーになってますます脳がやられかねない。

そうそう、肝心の夕陽だけど、まったく見られずじまいで終わってしまった。
なんてこった。
夕陽の時間まで富山にいたら帰りは深夜になってしまうのであきらめた。
向こうを5時半に出ても帰宅は12時だったから、あきらめて正解だったろう。
夕陽はまた別の場所で見ることにしよう。

富山県はもしかしたらこれが最初で最後になるかもしれない。
とやま〜けん〜は〜〜 何も〜〜 ない〜 春で〜〜す〜〜〜♪
……。
富山県、また逢う日まで。
また逢う〜 日まで〜 逢える〜 時〜まで〜 別れの〜 そのわけは〜 話し〜たくない〜♪


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