SANYO DSC-SX150にて撮影
2003年 5月15日(木)
知り合いの猫おばちゃんが拾った子猫2匹を2、3日預かることになった。
雨の中、河原に捨てられて、全身ずぶ濡れで鳴いていたらしい。
こんなチビのくせによく助かったものだ。
まずはよかった。
それにしてもホントに小さい。
手のひらに乗せるとすごく頼りない感じだ。
生まれて2週間くらいは経っているんじゃないかとおばちゃんは言ってたけど、それにしても小さいもんだ。
まだ子供だと思ってたアイが巨大に見えるほど。
いや、アイは確かに巨大化してる。今日それがはっきり分かった。
アイは子猫を見ておっかなびっくりへっぴり腰で興味津々。
段ボールの中でたわむれる子猫に対して、フッーと吹きながら手をちょいちょい出して見るのだが、
どうにも怖いらしい。自分の方がずっと大きいくせに。
子供を産んだことがない猫はそういう反応をするんだとか。
メスだから母性本能でかわいがるかと思ったけどそんなことはなかった。
最後は私にまでシャーっと怒ってどっかへ行ってふて寝しまったアイであった。
さて、無事にもらい手が見つかるかどうか。
子猫だから見つかりやすいとはいえ、猫をもらってもらうのは思っている以上に大変だ。
犬の場合、血統書とか品種とかで色々欲しいという人もいるんだけど猫はそれがない。
なんとか早く見つかるといいけど。
そんな人間の思惑とは無関係に2匹は仲良く折り重なって寝ている。
その姿を見てると、兄弟ってやっぱりいいなと思う。オスとメスだけど。
この先どこでどんなふうに何年生きるのだろうって考えるとちょっと切ない気持ちになる。
でも、この世界に生まれてきて、出だしは最悪だったけど、それでもなんとか生き残ったのだ。
どんな一生になったとしても最後まで生きて欲しい。
少なくとも私の中に何か小さな光や暖かさをもたらしてくれたことは間違いない。
そのことを感謝したいと思う。
この小さな命たちに。