SANYO DSC-SX150にて撮影
2003年 3月26日(水)
「チョロQ」を買おう、とある日突然閃いた。
天の啓示のように。
って、大げさ?
(チョロQというのは、1980年に発売されて以来、いまだに根強い人気を持つ、
ゼンマイ式(?)のミニカーで、自分で走るやつです。
これの知名度って何パーセントくらいなんだろう?)
何のためにそんなものを突然欲しいと思ったかといえば、
自分のため3割、アイのため7割で思い立ったのだった。
おもちゃのネズミにじゃれつくアイを見て、
あんな動かないものでもあんなに夢中になって楽しんでるんだから、
動くチョロQならもっと大喜びするんじゃないか、と思ったわけだ。
しかしチョロQを1個買うためだけにおもちゃ屋へ入るのは恥ずかしい。
他におもちゃ屋でついでに買いたいものもないし。
私はそういう買い物が一番苦手なのだ。
レジで買うときに訊かれてもいないのに「いやぁ、うちの猫のために買ってやるんですわ。ははは」
などと言い訳してる場合じゃないし。
こんな時はオークションだ、と思って調べてみたら、す、すげえ、ものすごい数じゃないか!?
数百個か千以上か、とにかくたくさんありすぎていちいち調べるのも面倒だ。
それに、定価300円とか400円のものなのに、
たとえ100円で落札しても送料や振込手数料をあわせると定価を超えてしまいかねない。
うーん、やはりおもちゃ屋へ行くしかないか。
そんな時、たまたま立ち寄った「ダイエー」のお菓子売場で発見!
おおお、おもちゃ屋ではなくお菓子屋でもあったのか。
ラムネとオマケのミニチョロQが付いて190円。
しかしラムネがいかにも取って付けたようで、申し訳程度に6粒入ってるだけなのだ。
これじゃあオマケと本体とどっちがメインが誰の目にも明らかだ。
九九のできない小1でも分かる。
まあそれはいいとして、とにかくチョロQが手に入った。
さっそく家に帰ってアイに向けて発進!
……。
……。
……。
しーん
無反応。
おい、アイ! チョロQだぞ!
というかけ声も虚しく、何度目の前にチョロQを走らせてやってもまったく興味を示さない。
足に当たろうが目の前を横切ろうが、見向きもしない。
なんてこった。
動かないネズ公であんなに楽しそうに遊んでたくせに、走るチョロQにはまるで反応しないなんて。
ということはやはりあのネズミのおもちゃもだてにネズミの格好はしてないということか。
猫は動くものなら何でも反応するわけじゃなく、ちゃんと形を認識して反応したりしなかったりしてるのだ。
いやぁ、思わぬところで勉強になった。
190円の投資は無駄じゃなかった。
しかし、次の日、置いてあった場所にチョロQがない!?
影も形もない。
おーい、アイちゃん? どこに持っていっちゃったの?
その後2日間、部屋のあちこちを捜索したがいまだ見つかってない。
どうやらアイがどこかに隠してしまったらしい。
なんだそりゃ。
あの時あんなにも無関心だったくせにー。
女心は猫のも読めないか!?
けどホントにどこにやってしまったんだろう。
どこかの下に押し込んでしまったのか。
そういえば最近、ヒモとかおもちゃとか、なくなっているものがいくつかある。
それもみんなアイがどこかに持っていってしまったんだろう。
って、キミはハムスターか!
私のチョロQを返してくれ〜。