SANYO DSC-SX150にて撮影

2003年 3月3日(月)

雨上がりの街角。
3月の暖かい雨が降り、街路樹もそろそろ春を感じ始めたに違いない。
今はまだ、無残に刈り取られて裸のままだけど。
このあと何度か寒い日と暖かい日が交互にやってきて、
そうこうしているうちに桜のつぼみもふくらみ始めるだろう。
今日、空気は確かに春の予感を感じさせた。

3月3日。
3月3日といえば言わずと知れた、ブルガリア解放記念日だ。
……。
そんなもん誰も知らないって?
「だんご3兄弟」が発売された日としての方が認知度は高いかもしれない。
いやいや、大田南畝の誕生日とか、前田利家が死んだ日とか、
西南戦争の田原坂の戦いが始まった日とか、桜田門外の変の方が有名だろうか。
……。
もういいって?
3月3日が誕生日の知り合いがいたようないないような……。
まあそれはいいとして、桃の節句、ひな祭りだ。
でも私、これほど縁のない行事は他にないんじゃないかってくらい徹底的に縁がない。
かすってもいない。
本物のひな人形を見たことあるかどうかもあやしいくらいだ。
もし自分が娘を持つようなことがあればひな人形を飾って一緒にお祝いでもしようと思わないでもないけど、
でもあれはすごく高そうだから、我が家では最初からなかったことにしよう。
ついでにクリスマスも盆暮れもなしにして、誕生日さえ知らせない。
もちろん、お年玉という習慣が日本にあることも教えない。
うーん、なんて平和な一年365日なんだ。

なんか話が変な方にずれていってしまった。いかん、いかん。
春の予感の話だった。
「は〜るになればがことけて
どじょっこだもふなっこだも はるがきたなとおもうべな〜♪」
と突然歌いたくなって歌ってみたけど、
「しがこ」って何だ?
滋賀子?
まさか滋賀県の子供たちが溶けてしまうのか!?
そんなアホな。
しかし、この歌詞、景気良くなまってるなぁ、あらためて。
ということは東北地方の言葉で氷とかを意味するんだろうか。

ふと「春になれば君は」という言葉を思い出した。
これは香納涼一の小説のタイトルなんだけど、何故かとても印象に残っている。
いいタイトルだと思う。
内容はすっかり忘れてしまった。
他にも春のつく好きなタイトルが何かなかっただろうか。
そうだ、ジャック・フィニィの「ゲイルズバーグの春を愛す」があった。
あれは内容がとても良かった(ノスタルジックで心優しい短編SF集です)。
うーん、しかし、意外に思うかばないもんだな。
記憶力に難があるだけか?

じゃあ、春の歌にしよう。
これはやっぱり、
「春一番が〜 掃除したてのサッシの窓に〜♪」
だろう。
けど、「サッシの窓」というのがどの部分なのか昔も今も謎だったりする。
「い〜ま〜 春が来て〜 きみは〜 きれいになった〜♪」
イルカは今いずこ?
「春色汽車に乗って〜 海に連れていってよ〜♪」
「春色の汽車」って何色?
「春という字は、三人の日と書きます〜♪」
って、そんなウンチクいらんねん、石野真子。
「春なのに〜お別れですね〜♪」
この歌を覚えてる人はそう多くないか。

なんにしてももうすぐ春だ。
そのことが嬉しくもあり、楽しみでもある。
そういえば、さだまさしも歌っていたではないか。
「太宰府は春〜 いずれに〜しても〜春〜♪」
と。
そこまでして太宰府を春と決めつけたいのか、ってな感じだけど、
確かに春は来る、否が応でも。
春やすこけいこはどうしてるのかなぁ。

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