SANYO DSC-SX150にて撮影
2003年 2月5日(水)
空は今日もいつもと変わらないように見えるけど、
でも分からないようにそっと立ち去る準備をしているのだろう。
そう思ってもう一度よく眺めてみると、
ほんの少しだけ空の表情が柔らかくなったような気がしないでもない。
今日は暖かかったから特にそう感じただけかもしれないけど、
でもなんとなく今日の空は真冬の空には見えなかった。
私たちはこれまでいくつの季節を通過したんだろう?
単純に計算したら年齢×4ということになるけど、
どれだけ季節を通り過ぎても季節の移り変わりに慣れることはない。
毎年、その季節が終わり次の季節が始まると何か感じるものがあり、思うところがある。
そのちょっと物悲しくてでも期待感に頬が緩むようなあの感じがいい。
夕飯の美味しそうな匂いに誘われて遊び場から帰っていく時のようなあの感覚が。
今年もまた、冬が終わり、春がやって来ようとしている。
でも次に来る季節はまったく新しいものだ。
同じ季節は一つもない。
季節と人の関係は相対的なもので、
私たちは変わっていっているから。
いや、変わっているのは私たちだけではない。
地球もまた歳月を重ねる中で変わっていっているのだ。
だからきっと、地球にとっても同じ季節は一つもないのだろう。
すべての季節は最初で最後なんだということを忘れないようにしなくては。