SANYO DSC-SX150にて撮影
10月4日(金)
夕方、小学校の前を通りかかったら、
運動場に世界の国旗がたくさんつるされていて、
生徒や先生たちがテントを設置していた。
そういえば今は10月、運動会の季節なんだ。なつかしいな。
運動会は好きだった。
大抵の人がそうであるように、私もまた最初から勝つと分かっている勝負事は大好きだから。
そう、足だけは速くて、運動神経も良かったから、
物心ついた頃から1番以外になったことがない私なのだ。
運動会は私のためにあるイベントだと思っていたくらい。
かっかっかっ。
そりゃあ楽しかろうってもんだ。
しかしながら、高校生ともなると、帰宅部の私では運動部の連中にだんだん勝てなくなり、
やがて運動会は楽しいものではなくなっていったのだった。
最初から負けると分かってる勝負事は大嫌いな私だから。
うううっ。
それでもやっぱり運動会っていうといい思い出しかない。
運動会を見たりアナウンスやピストルの音を聞いたりすると、
あの頃の気分がよみがえってきて心が少し浮き立つ。
そして、誰も周りにいないところでこっそり街中を走ってみたりする。
大人になっても時々全力疾走してみるのはいいことだ。
やっぱり走るってことは気持ちのいいものだということを思い出す。