SANYO DSC-SX150にて撮影
9月27日(金)
名古屋で一番大きなアーケード商店街「大須」。
東京でいえば秋葉原、大阪でいえば日本橋、
---に近い性格の街でありながら、
実は根本的に何かが違っている不思議な街。
ある意味最も名古屋らしい街と言っていいかもしれない。
いろんなモノや人が渾然一体となってる感じや、どうにも垢抜けないところや、
なんとも言えない不可思議な感覚が、たぶんどこにも似ていない。
古い個人の店が取り残され、そこへ最先端の電気屋が割り込み、
食べ物屋やら、スーパーやら、服屋やら、
その他あらゆる種類の店が勝手に居座っている。
周りとの調和などまったく考えられることなく、無計画に、無造作に。
客層も、赤ん坊からちびっ子から、若い男から女から、
おばちゃんもおっちゃんも、じいちゃんもばあちゃんも、
とにかく地上で生きてるあらゆる年齢層の人が行き交う。
普段すれ違うこともないであろう、いろんな階層の人間たちが。
昔は、そのあまりの乱雑さにどうにも馴染めないものを感じていた私であったが、
最近ふと気付くとあの街の中に溶け込んでいる自分を発見する。
どの店へ入っても、どの通りを歩いても自分がすごくよそ者に思えたんだけど、
今はそんな感じはない。
心地よいとまではいかないまでも、落ち着かないなんてことはなくなった。
これもある種、私の成長なのか?
とにかく違和感が消えて安心して買い物できるようになったことはいいことだ。
今日も電子パーツ屋で、工業高校らしい学生や、半分とぼけたじいさんや、
マニアックな兄ちゃんに混じってコンデンサを5個買ったのだけど、
そんな買い物も平気になった。
もし名古屋に来ることがあったらぜひ大須の商店街も行ってみてください。
どこがどうと指摘できないだろうけど、どこかが明らかにヘンですから。