SANYO DSC-SX150にて撮影

9月23日(月)

上空に架かる高速道路で切り取られた秋の夕焼け空。
自分の街の頭の上を道路が走るようになったのは何年くらい前からだろう。
物心ついた頃には東名高速道路だけはあったけど、
今みたいにたくさんの高速ができたのはここ数年だろうか。
気付けば頭の上をたくさんの道が架かってる。

私は道路が広くなったり、伸びたり、高速がたくさんできていく姿を見るのが好きだ。
もちろん便利になるからってこともあるんだけどそれよりも、
工事中の道路を見ると、正常に街が発展していっているように思えるから。
子供の頃思い描いたような21世紀の街並みからはまだまだほど遠いけど、
それでも、20年、30年前に比べたら自分の街もずいぶん未来的になったものだ。
自然が減っていくことを悲しむ気持ちの一方で、
街並みが変わっていく様を見るのは嬉しいものだ。
人間が作り出す建物や明かりもまた自然の一種なのだし。

いつの日か、車が透明なチューブの中を走ったり、空を飛んだりする日が来るだろう。
人間が空想できるものはすべて実現可能なことだから。
自分がじいさんになって、そういう光景を見ることができたら、
その時もやっぱり私は嬉しい気持ちがするんじゃないかな。

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