SANYO DSC-SX150にて撮影

5月19日(日)

何千回も見たベランダから見える同じ風景。
けど、同じ空はひとつもなかった。
もし、空が毎日同じ姿をしていたらどうだろう?
書き割りのように。
そうだったら、毎日の生活はどこか味気ないものになってたんじゃないだろうか。
だからといって別に空が毎日違っていなくてはいけない必然性はまったくない。
空が同じだろうが違っていようが本質的な違いはないだろう。
それでもあえて毎日違う表情の空を見せるところにこの世界の偉大さがある。
それが誰かの思惑であるか、偶然であるかは関係なく。
いつか私は、ここから見る空を失ってしまうことになるだろう。
けど、きっといつまでもここからの空のことは忘れない。
おそらく、一生の中で、ここから見た空こそが、
私にとって最もたくさん見た空になるだろうから。

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