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ビートの「おしがけ」に挑戦した日
期日:2001年05月12日(土曜日)

Last Update 2001/05/14

バイクに乗っている人じゃないと、「おしがけ」がなんなのか分からないかもしれません。

軽自動車とは言え、ビートでそれをやろうとする人はほとんどいないでしょう。 バイクでも、エンジンの「機嫌」がよくないと、結構難しいものです。

今回の挑戦も、残念ながら失敗に終わってしまいました。

後姿に哀愁を漂わせるビート君

上の画像は、エンジンがかからず、すねてしまったビート君。
奥にかろうじて看板が映っていますが、挑戦したのは「日鉱記念館」の駐車場でした。

ようするに、バッテリーが上がってしまったのです。
原因は、ライトの点けっぱなし。 記念館の人に知らせてもらったものの、すでに1時間あまりが経過し、虫の息でした。

さて、どうしよう?と考えた時に思いついたのが、おしがけでエンジンがかからないか?というものでした。 幸い、「日鉱記念館」の駐車場は2つの駐車場が坂道の上下にあり、ビートは上の駐車場に停めていたのです。 そして、わたしのビート以外一台の車も、人影もなし。
記念館としては、あまりよくないかもしれませんが………

下の画像のように、(左奥から手前へ)高低差は10m以上、結構急な坂道です。 決死の覚悟でビートを坂道へ移動し、一発勝負でおしがけに挑みました。

まさに、進むべき唯一の道

残念ながら、エンジンはかかりませんでした。
ギアの選択(3速)がまずかったのか、構造的にそんなことが出来ないのか、 エンジン自体は何回か回ったようなのですが、そこまででした。

実は、ビートを移動し始めた時点で閉館時間とっくに過ぎており、 止まってしまうと、そのままだと駐車場に閉じ込められてしまいます。 エンジンがかかりそうにないと見切りをつけると、 クラッチを切り、今度は惰性で駐車場の外へ向かいました。
運良く、ちょうど駐車場を転がり出たあたりでビート君は進むのをやめました。
転がり出て、止まったのが1枚目の画像の様子です。

なお、ビート君は15分ほどエンジンをかけずに独りにしておいたら、 バッテリーが復活。エンジンをかけることが出来ました。
そんなわけで、無事帰ることができ、今にいたります。

と、いうことで、今回の教訓です。

「諦めが肝心だが、世の中まんざらでもない」


注 おしがけ
セルモーターも、キックペダルも使用せずにエンジンをかける方法、と言ったところだろうか?
バイクの場合、クラッチを切った状態で車体を思いっきり押し、勢いをつけます。 適当な勢いがついたら、シートに飛び乗り、クラッチをつないでエンジンを回します。 うまくいけば、これでエンジンがかかるのですが……… 結構コツが必要です。

注 日鉱記念館
かつて四大銅山の一つに数えられた日立鉱山。
日立製作所をはじめ、日産コンツェルンの大本をたどるとここに遡り、 日立(地名)を漁業の村から工業(鉱業)の都市へと発展させた……… そうです。

以下、「来場のご案内」

  1. 開館時間:午前9時〜午後4時
  2. 休館日:月曜日、祝祭日、日曜日(第1、3をのぞく)、年末年始
  3. 入場料:無料



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Since 2001.05.14