「(What's the Story) Morning Glory?」

のジャケット写真の道

Berwick Street, London W1F

　オアシス。言わずと知れたマンチェスター出身のギャラガー兄弟を中心とした英国の人気バンドである。最近、やや人気に陰りが出ている感もあるが、本業以外でも兄弟喧嘩なんかでマスコミへの露出は高いから、やっぱり大したものである。
　そんなオアシスの２枚目のアルバム「(What's the Story) Morning Glory?」は、今までのアルバムの中でもとりわけ評価が高い（余談だが、洋の東西を問わず２枚目のアルバムは評価が高くなる傾向にあるという説を私は昔から唱えている。皆さんも自分が好きなアルバムはその歌手の２作目じゃありませんか？）。１曲目の"Hello"から最後の"Campagne Supernova"までどれも聴かせる曲ばかりであり、最初は全てをシングルカットすると息巻いていたらしい（結局しなかったけど）。英国のどの家庭にもこのアルバムが在る、とまで言われていた。
　そう言えば、去年オアシスの日本公演に行ったら、予想に反して１曲目は"Hello"だった。新作を携えてのツアーのわりに、１曲目から昔の曲だったので、あれと思ったが、単純に名曲なので嬉しくはあったが。

　さて、その「(What's the Story) Morning Glory?」のジャケットの写真の舞台となっているのが、ロンドンの Berwick Street というSOHOの外れぐらいにある１本の通りである（地図）。この通りを、北から南に向かって撮影されたもののようだ。
　私も真似して撮影すべくCDのジャケットを持って、場所を確かめたりしていたところ、通りすがりの人から「何やってんの？」と聞かれた。「このアルバムのジャケットの場所を写真に撮ろうとしてるんだけど、ここでいいんだよね」と答えると「あれはマンチェスターじゃないの？」との返答。「そんなことはねーだろ、ほれあのビルはこのビルと同じだろーが」と後ろの高層ビルを指すと、その男も納得していたようだった。
　繁華街に近いため、人通りは激しい。上の写真は早朝に改めて出向いた時に撮影したものです。（路上駐車は仕方なかった）

Berwick Streetの近くに、偶然かどうか知らないが、Noel Streetがある。ジャケット写真は、ちょうどNoel StreetとBerwick Streetと交わったところぐらいの場所。

＜参考＞オリジナルのジャケット