昨夜11時半頃に家の電話が鳴りました。同じ代で主将であった杉野君からでした。
そこで釼木さんの訃報を聞きました。本当に驚きました。一年上の先輩という近い距離で
あっただけに思い出は尽きません。沢山の事を教えて頂きました。
入部したてで何も分からない時に、先輩の名前、挨拶の仕方、言葉使い、礼儀・・
そんな事から教えて頂きました。下宿先にも何度も泊めて頂きました。田舎者だった僕を
河原町界隈に飲みに連れて行ってくれました。女の子も紹介してくれました。
一緒に映画のロッキーも見に行きました。リーグ戦の時に明石コートのトイレの裏で鉄拳を頂きました。
(勿論、私の態度が悪かったからです)インカレの武生の宿舎でも叱られました。
(勿論、私の態度が悪かったからです)今出川コートでも鉄拳を頂きました。
(勿論、私の態度が悪かったからです)・・
テニスに対する、部に対するぶれない姿勢、厳しい姿勢は、日頃の明るさとはまったく違った
厳しくも信念とも思えるものでした。
一番思い出に残っているのは・・当時二部だったのですが、リーグ戦での大一番となった
大商大戦の天秤に出場する前夜、ペアの池上君と泊めて頂いた時の事です。
不安な気持ちで一杯だったその時に立命館大学の校歌・応援歌のレコードを聴かせてくださいました。
「お前らはアホやのう・・」と笑いながら何度も聞かせてくださいました。
池上君と二人で盛り上がって試合に臨めた事を事を思い出します。
10年程前、東京の御茶ノ水駅で偶然、再会しました。勤務先がすぐ、そばでした。
学生時代と変わらない明るさでしたのに・・今、お会いできれば、あの頃の事を笑って
話せたはずでしたのに
ご迷惑ばかりかけた後輩でしたが・・・本当に本当にありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
[2005年1月14日 23時16分9秒]