スタジオライフ公演「月の子」 1月10日他 アートスフィア(天王州アイル)
久しぶりだな〜スタジオライフ・・・前の「SUNS」の漫画、なかなか難解なので、まだ続編とかの途中ですが、
気持ち切り替えて、「月の子」清水玲子さんの原作を読もうと思いつつ・・・
なにかと、このごろ忙しいんだわ〜
で、まったく何も予備知識なしに出かけたのです。
粗筋は、アンデルセンの「人魚姫」+「鮭の帰巣本能、回遊」+「チェルノプリ」
????ですが、そうなのよ。
人魚族の三つ子の兄弟(姉妹)のお話なのです。
月に住んでる三つ子・・・男の子なんですが・・・は、いずれ女性化して卵を産まなければならないのね。
3人には順列が運命的にあって、末っ子のベンジャミンが、その卵を産む運命で、
後の二人は、無事に卵を産めるように、彼(彼女)を守らなければならない・・・
でも、もしか、ベンジャミンが死んでしまったら、その卵は次のセツが産まなければならんくて、
ティルトだけは、最後まで卵は産めない・・・とにかく二人を守る運命なのです。
彼らの親も同じで、母親のセーラはとっくに死んでいて、彼らを育てたのは
その妹達・・・ミラルダとサラ・・・
この二人は、子供達が育ったら、死んでしまう・・・
で、3人は地球へと帰ります。
地球で、同じ人魚族の男・・・ショナを探し、ベンジャミンをオッつけて卵を産ませなきゃならない・・・
でも、地球、ニューヨークに着いたとたんに交通事故で、ベンジャミンは記憶喪失・・・
助けてくれた人間のアートというダンサーのもとで暮らします。
で、ここで人形姫です・・・人間の男に恋をしちゃいけないよ〜
ティルトは同じ兄弟なのに、ベンジャミンが嫌いで、セツが好き。
ベンジャミンを殺してしまえば、セツが名誉ある卵を産めるし、人魚の幸せが掴める・・・と
ここから、恐いお話がスタートします。
ベンジャミンの及川健さん、相変わらずクリクリした可愛いお目目で、少年役はピッタリ。
それも、木の強い、自分の意志は断固つらぬくぞ〜の人魚姫です。
こちらの人魚姫は人間の王子様に振り返ってもらえすに、泡になって消えたりはしません。
セツの船見和利さん・・・こちらは、もう清純、無垢、気立ての良い少女役ピッタシなのです。
船見さんは、最近女役で、随分頭角を現してきました。
なんとも、愛くるしい仕草と、いじらしいほどの可憐さが上手い・・・姿も良いし。
ティルトはベテランの山崎康一さん・・・やはり、上手いし、心理的な部分の演じ方は凄みがあります。
お話途中で、ティルトは、魔法使いと取引をします・・・
セツが死んでしまうからなのですが・・・
昔、人魚姫は、人間になるために足を貰い、代償は声でしたが、今度の要求はもっときつい・・・
セツを生き返らせて、卵を産ませて欲しい・・・のならば、地上のうるさい人間を苦しめて、
地球を汚しまくれ・・・と言うのです。
そして、ティルトは大企業の御曹司のギルに乗り移ります。
ギルは、笠原浩夫さんで、善良な人間が、邪悪に変わるのを凄く達者に演じました。
で、その秘書リタ役の石飛さんです・・・もう、凄いんだから。
石飛さんの女性は恐い・・・けど、この方でなくちゃなんですね〜
今までの役でも、「この女、殺さなければどうにもならん」と思わせるくらい、女の執念とかうるささを
演じて来られました。
今回も、踏まれても、蹴られても、「大丈夫です。あなたには私がついておりますから」と、
勝手な思い込みで、ギルにこびりついてる。
マア、始めは利用するのですが、そのうちにうざったい・・・
うざったがられても、「やさしいので、わざと私に邪険になさるんですね〜」とか言って、
「大丈夫。私は味方ですよ〜」としつこい、しつこい・・・
こういう縁起は、本当石飛さんの右に出る方は居ませんね〜
後、藤原さんの人魚の長老お婆はもう・・・出て来ただけで報復絶倒ものでした。
人間成年アートの岩崎大さんは、SUNSに引き続き、当たり前の好青年。
この方、「死の泉」「ドラキュラ」「黒いチューリップ」と、その前までは美人役です。
美人は、なかなか気高くお上品な女性になるのですが、男の子役も良い。
それと、ショナ役の曾世海児さん・・・こちらは、始めは人魚のサラで美しく、
次には人魚族の男の子ショナはカッコ良い〜!
時々、大真面目な顔で、スルッと笑わせるのが上手いな〜
悲劇でも、どこかに笑いがあり、女性が演じたら重くなる筋も男性ばかりだと
そんなに、重さは感じない。
リタのような、くどい女を、女優が演じたら、なんともドロドロになるのでしょうが、笑える。
健気で、優しくて、可愛いセツをアイドル風女優が演じたら、べたつくのでしょうが、
それが、風のようにさわやかになる・・・うん、そこがこちらの良いところなんでしょうな〜
それにしても、人魚は月や他の宇宙で子育てをして、子供達は空間を泳いで地球に
帰るので、飛べるのです・・・
で、セツが女性化して、空から舞い降りた時は天使だな〜と・・・
台詞にも、チェルノプイリ原発の監視人が「アッ、空から、天使が舞い降りました!!」と叫ぶのですが、
本当にそんな感じでしたね〜綺麗でした〜
うん、お話の筋として、今一わからない部分もあります。
人魚姫の伝説・・・は泡となって消えたのですが、裏切り者のセーラが、人魚姫のようなのです。
ショナのお父さんを振って、人間王子との間の子・・・が、この三つ子?
なにせ、彼らの寿命も何百年もあるので、人魚姫のお話は親の代のお話なのね。
漫画を読まないと・・・13巻あるんだって・・・でも、謎が謎のままでは・・・
うん、全体としては面白い・・・話も面白いし、配役も良かったし、楽しめましたな〜
この次は、「ユリの伝説」
こちらは、カナダの映画で見てます。
ムフフ・・・なお話・・・映画の二人の美少年可愛くて綺麗でした。
誰が、誰をやるのでしょう・・・次から次・・・こちらは、私好みの題材を切らすことなく
続けてくださいます・・・楽しみです。