「天守物語」 7月13日
スタジオライフからのお報せで、及川健さんが客演なさるということですので、それも亀姫様のお役ときいて
見たいな〜と思いました。
お話はまったく、もうご存知の泉鏡花の原作のです。
姫路城の天守に棲む富姫様と、初心な若侍の図所之助のお話です。
富姫は松阪慶子さん・・・かなり熟女ぶりなので打ってつけでした。
衣装は、現代的にドレス姿の富姫様・・・亀姫は可愛い着物姿でした。
次女たちの衣装も凝っていて、時代考証全としたものでは無く、和洋折衷みたいで面白かったです。
鳴り物も黒子みたいな格好で、琵琶とか太鼓とか笙・・・らしいのとかで、
新規熟な音でした。
能舞台でのお芝居なのですが、渡り廊下とか、そのまま天守閣の雰囲気が出せるのでこれも面白い。
又、配役、図所之助が富田靖子さんで、亀姫様が及川健さんという逆さまが絶妙な
適役になってました。
やはり、亀姫様は可愛いのですが、化け物です。
可愛い若い女優さんでは、出せない凄みも欲しい。
可愛い・・・凄み・・・となると、男の方の方が良いですね。
特に、ニッコリ立っていれば、どこのお姫様・・・と可愛い美しい及川さん、口を開けば「アラ〜お姐さま〜」と
がらがら声は何とも化け物じみています。
好物の生首に、生唾ゴクンの表情も、結構怖い・・・けど、可愛い。
図所之助の一途さは、凄く初心なので、これは綺麗な冨田さんが爽やかに演じていました。
及川さんは最後の方では、図所之助の立ち回り役になり、もうあざやかな刀さばき・・・
体は小さいのですが、運動神経抜群なんですね・・・ビックリしました。
麿赤児さんも上手い人ですね〜踊りではなくお芝居でしたが笑いました。
この方の踊りはね・・・怖いんですが・・・
今回はおとぼけ役に徹していられました。
李礼仙さんも、なかなかな方ですね。舞台を〆る方だな〜と思いました。
姫路城にはまだ行ったことがありません。
いつか、行ってみたいですが、怖いかもな〜とか思ってしまいますね。