映画 「SOUND TRACK」&「HEDWIG&THE ANGRY INCH」  3月22日 

ついに、映画のはしごをやってしまったぜ〜
なかなか時間が取れない・・・でも見たいのが2つだ・・・
なんとか、つなげるな〜でしたので、まず、「HEDWIG・・・」を・・・
これは、面白いです。
まだ、4月いっぱいはやってるとのことで、もう一度観たいな〜
音楽が、最高なのです。
どこかなつかしいROCK・・・主人公はROCK歌手・・ドラッグクィーンの歌手なんです。

ドラッグクィーンの名前がHDWIGなのです。
題名全部が、そのROCKグループの名前で・・・ANGRY INCHIは・・・マア、見れば判る。
私ゃ、ここでは書きません・・・まあ〜書けませんよ〜怒りの1インチなんて・・・何が1インチ?
その1インチにコダワリ続けた、ニューハーフ君の物語なのです。

時代は、ドイツのベルリンの壁が壊されるちょっと前ころから始まる。
アメリカ兵に連れられて、やっとの思いでアメリカに渡ったのに、そのにやけた黒いアメリカ兵は
さっさと、HEDWIGを捨ててしまう・・・で、愕然としている時にTVでベルリンの壁が壊されてるニュースが流れてる。

何で、そんな酷い思いをしながら、やっとこアメリカに辿り付いた・・・もう少し待てば、
何の苦労もなかったのに・・・と皮肉なのですね。
アメリカには、小さい頃から憧れていました・・・音楽が、ROCKが好きなので、当時の東ドイツでは無理な話。

で、売れないロックグループは、ドサ回りを続けます。
数え切れないカツラを持って、ドレスを着てゴージャスなふりして旅は続く。
でも、それじゃ喰えないので、ベビーシッターのアルバイトとかに、スッピン娘のなりで出かけます。

ドラッグクィーン風ギンギラメークだと、なにやら凄い存在感なのですが、
小娘の時は可愛いのです。
ジョン・キャメロン・ミッチェルと言う方なのですが、この作品の脚本も書いてる。
で、オフブロードウェイの舞台がそもそもなのです。
それが、凄いロングラン・・・じゃあ映画も作ろう・・・
舞台のキャストが映画でも同じ役をやっていたりします。

女優さんなのですが、髭面のギタリスト、声が可愛いのがアンバランス。
始めは男性と思いますから、面白いな〜と思っていましたが、この人の役は、
女装に憧れつづけてるんだけど、そんなことをする勇気の無い男。
最後には、自然体で生きよう・・・と憧れの女装で踊り狂う。

うん、自分探しの旅・・・なんだな〜
自然体で生きるまでに、随分と苦労したんだね〜
ラストは、凄く良いです。うん、自分のありどころがわかったんだ〜という爽やかさがありますね。

で、その後に、仁丹ビルの後ろまで、フーフー走りまして「SOUND TRACK」です。
SUGIZOさん主演の映画、音楽は当然SUGIZOさんです。
こちらは、おとぎ話のようで、時代も場所も定かでは無い、不思議な空間でした。
映像の綺麗なことと言ったら・・・で、SYGIZOさんがこれまた綺麗なんだわ〜

妹MISA(柴崎こうさん)と二人暮らし。
兄はヴァイオリニストで、妹は童話作家。
登場人物はほとんどこの二人だけ。
不思議な家が又良いんだ〜大きな木が家の真中にあって、ベッドはその木の根っこをクルクル巻いたもの。
鳥の巣的でもある。
二人の部屋は左右対称に、なかなか素敵なんだけど、冬は寒い作りなんだな。
お台所とお風呂場の位置はわかるのですが、お洋服とかはどこにしまってあるのだろうか?

家も町の中なのか、荒野のはずれなのかはわかりません。
時々、循環のサーカスが来るんだけど、お客は彼らだけだ。
登場人物としては、SUGIちゃんのSIONの、トラウマ風景に出てくるお父さんとお母さん
それに、山口小夜子さんの赤い魔物・・・
この方は、もう大分のお年のはずですが、まだまだ、日本的な不思議な雰囲気で綺麗ね。
登場人物は、これだけ・・・

MISAが、死んでしまって、何年かSIONは閉じこもってますが、いきなり現れたのも、やはりMISAと名乗る少女。
無論、柴崎こうさんのU役です。
妹MISAは、耳が聞こえないし、喋る事も出来ないおしとやかな少女で、後に出る他人のMISAは、
ズケズケ物を言う活発な少女です。

SUGIZOさん作曲で演奏のヴァイオリン曲は凄く良い。
全編を通して流れてるんだけど、高音が綺麗で、CD買いました。
ヴァイオリンを構えてSUGIZOさんの姿も・・・もう最ッ高で、これはお気に入り度高得点映画です。
残念ながら、忙しくて2度は見られなかった。
ビデオが出ないかな〜と待ってるのですが・・・

こちらも、煎じ詰めれば、自分探しなんだな〜
一日の内に、自分探しテーマのを2本見た。
なんか、頑張らねば〜とか思いながら、夕方帰宅しましたが・・・
なんとも現実的な我家風景に少々ガクッ・・・でした・・・