「維新の群像」  劇団め組   8月26日


このお芝居はですね〜懸賞で当たったのです。
アッ、私の友達が、当てたのね・・・だから招待券です。
で、この劇団の名前は初めて知りました・・・もう、どんなものかも知らずに出かけたわけです。
ハア、ポスターにですね〜とにかく「美形」が載ってましてね〜丸きり「眠狂四郎」なんですわ〜
黒羽二重の着流しでしょ?浪人まげで、後れ毛ハラリでしょ?刀構えて・・・眠の旦那でなければ、
運命峠の・・・名前忘れたが、田村正和さんがやった、ニヒルなの・・・みたいなのです。
ですから、イヨイヨ?????という感じの期待・・・と言うか、怖いもの観たさ・・・みたいな感じでしたね。

で、始まりましたら、やたら地味。
舞台装置はほとんど無くて、段の上は霊界で、下は現実世界・・・現実は西郷さんの最後の城山。
霊は、「坂本さん」だの、大久保さん(まだ霊界入りでは無いが、遠方で喋ってるってことで)、佐賀神風連の乱で殺された
誰だっけさん・・・なんかが、ゴチャゴチャとまったく正論の日本史を喋ってるのです。
もう、知ってることばかりなのですが、西郷さんを介錯した男・・・がマア、主人公なのね。

時代は明治になりまして、東京の芸者屋で、岩倉さんと伊藤弘文さんなんかが、笑わせ役で出てくる。
置屋の若いハンサムな主人はなにやら訳ありで・・・岩倉さんはオカマ的な京言葉で、一応おかしい。
そこにジャーン!狂四郎さんのおなり〜アノ、本当に役名が「狂四郎」なんですわ〜
で、一人だけ白塗りで、紅さして、綺麗は綺麗なんですが、ノッケから斜に構えて佇んでる・・・
他の方が、もう、早口でサッサと動くのに、この方一人腰を落とし摺り足で、ユックリで、
時々、観得を切るって感じで、ゆっくりと、形良く佇むのです。
リズムはまったく、異質なんですね〜で、最初のうちは口もきかない・・・とにかく「斜!!」

マア、間に狂四郎さんが好きなオカマの太鼓持ちとか色々出て来ての人情劇が繰り広げられますが、その間「斜!!!」

話の結論なのですが、芸者置屋のわけあり主人は、大久保利通さんの妾さんの子・・・母子ともに捨てられて
母親は死んで、その恨みを晴らす・・・のが生き甲斐。
明治政府転覆が彼の目的で、狂四郎さんは利用されてるのね。
この狂四郎さんは、なんと、徳川15代将軍の慶喜さんの、やはり妾の子・・・ご落胤なんですわ〜
だから、勝さんは面倒見てるのですが、勝さんは置屋主人の暴挙を食い止めようとしています。

で、早い話が、置屋主人は無抵抗の父親、大久保さんを刺してしまい、置屋の気の良い連中はバタバタ殺されて行きます。
最終的に、何故か、西郷さん介錯男と狂四郎さんは立ち会って、相打ちに・・・で、チョンチョンと・・・

もう、盛りだくさんのお話ですわ〜テンポは様々ですわ〜お話は変ですわ〜なのですが、
終わったら、何か、又見ても良いな〜と思える劇団なのです。

この次は12月で、出し物は「岡田以蔵」ハイ、土佐の人切り以蔵ですね〜ここは、どうやら維新時代フェチらしいね。
以蔵を演じるのは狂四郎役の新宮乙矢さん・・・名前から胡乱ではありますな〜
白塗り「斜!!!」の以蔵さんなのかしら・・・チョット観たいものですな〜

こちらのフアンは若い女性が多いです。
で、皆様、その新宮さん目当てのようですね〜うん、チョイ村芝居入ってるけど、面白いかもな〜です。