スタジオライフ公演「LILIYS」   5月4日、11日、12日   シアターサンモール


アターサンモールは、なかなか良い劇場です。
とても品が良いし、建物(マンション)が素敵だし、広さも丁度で、私は好きです。
難点は、新宿御苑駅付近、あんまりお茶、ご飯食べるのに良い所が無いのです。
駅前、モスバーガーに入るのですが・・・マア・・・そんなくらいしか無いな。

今回のLiLIYSは、カナダ映画「百合の伝説」の舞台化・・・?
始めに、舞台があって、それを映画化して、さらに翻訳して、スタジオライフがやったと・・・
私は、数年前になりますが、この映画は見ました。
うん〜綺麗だよ・・・恵比寿ガーデンプレイスのミニシアターでした。

お話は、監獄の中で終始します。
囚人の一人が・・・シモンと言いますが、お芝居を計画します。
何のために?昔、少年時代に自分を陥れた、今は神父様になってる、かっての同級生に見せるためです。
数十年前のシモン、そしてヴァリエ・・・村の人々を、囚人達が演じる。
シモンの意図は、神父への復讐心もありますが、自分が知りたい事を神父に言わせたいのもある。

劇中劇の始まりは、学芸会の練習で、出し物は「聖セバスチャンの殉教」
愛の為には、死ぬ・・・復活する為に・・・・が、台詞であり、この劇全体のテーマでもある。
セバスチャン役のシモン、射殺す役の(名前忘れた)ヴァリエ・・・実は、この二人は恋人同士なのです。

4日&12日は同じ配役で、シモンは甲斐さん、ヴァリエは曾世海児さん。
曾世さんは、とにかく色が白いし、綺麗。
甲斐さんは中々たくましいのですが、結構耽美的な表情が良いです。
この二人は、恋人で・・・と言われても、アッ、そうなのね〜と思える。
で、後の神父のビロドーが船見さん。
映画では、表情が卑しい感じの少年でしたが、船見さんがやると、なかなかいじらしいビロドーでした。

ビロドーは、常識とか宗教観に縛られてる少年で、内心本音はシモンが好き。
でも、破廉恥なのは嫌いなので、必死にシモンをヴァリエから引き離そうと画策します。
お話ですから、少し荒唐無稽なのですが、空から気球に乗って、カナダのこの村にパリジエンヌがやって来る。
この、倉本さんは笑えるのですが、何故か物凄く嵌ってる。
決して、女形としては美しいとは言い難いのに、少し年増で、海千山千の女性が上手いのです。

シモンは色々あって、このパリジエンヌと婚約してしまうのね〜無論、嘆きのヴァリエです。
最終的に、ヴァリエとシモンのヨリが戻り、気球は誰かに爆破されてしまう。
パリジエンヌは怒り、ヴァリエのお母さんに、フランスに居る夫の消息を伝えてしまいます。
妻とヴァリェをカナダに置き去りにして、フランスで奥さん貰って気楽に過ごしてる・・・

ヴァリエの御母さんは、気が変・・・と言われていますが、過去の栄光とプライドで無い物をあると言ったり、
チョット可愛そうな人なのです。
始めに、パリジエンヌは、その夫について大嘘を言ってる。
期待を持たせられる、嘘を御母さんは信じていたのですが、嘘とわかり、又、ニ度と自分を迎えには来ない
のだという事を悟り、息子に自分を殺させるのです。

パリに行くのよ〜と、死んで行くのは、やはり復活したい・・・からなのかな。
なんか、喜んで、死んで行く・・・母殺しなのだけど、御母さんの望みをかなえてあげる、優しい息子・・・
でも、現実はそうは行きません。
シモンとヴァリエは逃げて、学校か教会かの屋根裏に潜む。

そこへビロドーがやって来て、3人で逃げようと持ちかけるのですが、シモンは拒絶。
で、部屋にかぎをかけて、ランプを投げて火事にしてしまう。
二人で死のう・・・と、そう思ったのね。
でも、シモンだけ助かる・・・ビロドーが助けてしまうのです。
で、シモンは色んな罪を着せられて、終身刑に・・・

映画では、火をつけたのはビロドーです。
拒絶されて、頭に来て火をつけて、カギをかけてしまうのね。
まあ。どっちにしても、ビロドーは、ヴァリエを殺してるし、気球も爆破してる。
それが、行い済ました神父になってる・・・許せないよね。

と、マア、このようなお話です。
後、シモンのお父さんの石飛さんは、息子を溺愛が少し変態的でサディスティックな役を、怖く演じていました。
この方の存在感は、凄いです。好きな役者さんだな〜何をやっても、なんか業が強いというか、えぐいというか
恐ろしい感じがします。
気の触れた御母さん役の楢原さんも上手いね〜とてつもない気違いではなく、常人がベール1枚の狂人・・・という
風情が面白かったな〜
学校の神父様の鶴田さんも、悲しいんだけど、笑わせてくれた。
この組は、皆さん芸達者で、良かったです。

で、11日は違う役者さんのを見ました。
私的には、4日&12日の配役が好きだな・・・これは、見た方其々意見が分かれるところだと思いますが・・・

写真を友達が、最前列で撮ってくれましたので、そのうちにここに載せます〜乞うご期待〜