「神々を創る機械」 HRカオス公演 2001年3月16日
HRカオスはバレーです。
ダンサーは白河直子さんがメインで、後7人・・・全員女性ばかりです。
構成、演出、振り付けは大島早紀子さん・・・この方は東宝ミュージカル「エリザベート」の
黒天使のダンスの振り付けで、かなり有名になられました。
元々、こちらのバレー団は大島さん&白河さんが組んだところから始まったようです。
先日の新聞の記事中で、大島さんが、「白河さんは出てくるだけで、凄い存在感・・・」なので、
振り付けは、その彼女に合わせて行くとできるのだ・・と言うような事をおっしゃってました。
確かに、白河さんは出ていらしただけで、あたりをはらう凄い存在感のある方です。
踊りがはじまると、も〜う圧倒!
何と表現したら良いのか、とにかく上手い、綺麗の上に神々しいものがある方ですね。
この方は、ヌードで踊られます。
でも、駱駝館のような、怖いヌードじゃありません。
まず、女性であると言う事は忘れてしまいます。
大体が男役設定のものが多いのですが、そりゃ胸とかは女性には違いないのですが、
鍛えぬかれたダンサーの身体は両性的ですね。
ナルシスはこんな人間だったかも・・・と思える方。不思議な方です。
おねえさんが裸で踊るよ〜で、観に来られた男性は多分ガッカリかな・・?と思う。
腕は、20代の頃のXのTAIJIさん、あるいはSUGIZOさんのようなかんじ・・・
遠目のお顔の表情、フトした仕草はYOSHIKIに似てる・・・94年頃までの・・・
ドームをバタバタ走っていた頃の、髪振り乱してドラムを叩いていた頃のYOSHIKIに、瞬間会える・・・
今回のはかなりストーリー性があって、面白い演出でした。
踊りですから、台詞とか説明とかは無いので、それが何を意味するのかはハッキリしませんが、
薔薇の花が何か、人間にとって凄く大切なもの・・・らしいのね。
心臓に突き刺さってる薔薇を抜く・・・みたいな・・・
群舞は、魔女の集会のような趣もあり、又物凄い早い動きが際立つ作品でした。
ベッドの上で、白河さんと2人のダンサーが踊るところは、凄い。
何度か、トンボ返りもあって、早いし激しいしで、圧倒されました。
音楽は、激しいロック調から、教会の聖歌みたいなゴシックなもの・・・と移り、
最後は薔薇の花びらの中、厳かな白河さんの踊りが美しかったですね。
私らのお席の後ろには宝塚ジェンヌさんたちがいました。
中のお一人はどこかで見たお顔・・・素顔なので判りませんが、スターさんのようでした。
で、ホールにでましたら、高円の宮様ご夫婦が・・・
まだ、普通人のフアンよりも、業界筋の方々の方が多いみたい。
多分、これからブレークしそうですね〜雑誌とかにもかなり取り上げられていますし・・・
秋には元コンボイの舘形ヒロさんとの公演があります。
ヒロさんは・・無論男性ですが、この方の動きは綺麗で女性的。
やはり、腕の綺麗な方なんですが、どういう感じになるのでしょうね〜
白河さんと、どういう絡みで踊るのか、ワクワクです。