「Jean Cocteau 堕天使の恋」 7月6日

バレーらしいね〜くらいの認識で出かけました。
E+からのお報せの写真なぞが、非常に気を惹く感じだったのです。
それに、コクトーですからね・・・耽美的な作品なのに違いないと出かけました。

日本のバレー事情とかは無知に近いです。
外国も、よっぽど有名な方しか知りませんが・・・なにやらベジャールなんかのは興味がありますので、
多少、お名前とかは知っております。
日本人は・・・熊川さんと首藤さんくらい・・・そりゃ、清水哲太郎さんなんかは知ってますが・・・
ですから、配役のお名前は未知の方・・・主人公の西島千博さんも知らずにでかけました。

まず、始まる前に宝塚歌劇の宙組の皆様・・・和央さん、みずさん・・・星組の稔幸さん、俳優の奥田瑛次さんと奥様
なんかが目につきました。
特に、宙組の皆様は東京公演中です。
素顔なので判りかねますが、若い方もたくさん来ていらしたようなのです。
それだけ、このバレーは有名な方が出ていらっしゃるのでしょうか・・・

バレーの筋は若きコクトーと天才作家のラディゲの悲劇です。
ラディゲが死ぬところから始まるのですが、その病院愁嘆場から。小学生時代に飛ぶ・・・
出演はほとんど男の方です。
一人だけ、女性が居ますが、後は全部若い男性です。
物凄く、テクニックのある方ばかりで、びっくり・・・
特に、悪魔的な、コクトーのうちに潜むトラウマだとか凶暴な意識だとかを表現している存在の
金森穣さんという方の踊りは圧巻でした。
黒い存在・・・悪の存在・・・暴力的・・・と役そのものも魅力的です。
容貌は、かなり遠かったので、ハッキリしないのですが、タイプとしてはキムタクを彷彿させるものがありました。

コクトー役の西島さんはなかなかハンサムな方で、どこかひ弱い心を持った、悩めるコクトーが素敵でしたね。
若い恋人の吉本さんは可愛い・・・スタジオライフの及川さんが出ていらしたのか・・・と言う感じでした。
全体の雰囲気もスタジオライフにどこか似てます。
振り付けの上島雪夫さんと言う方は、かなり有名で人気のある方のようです。
で、秋に上島さんの「デカダンス」という公演のチケットを買いました。
うん、こういう新しいバレーも良いな〜と思いました。