TETUYA KUMAGAWA「Confession」&モーリス・ベジャール「少年王」「バレー・フォー・ライフ」


熊川さんはボレロと若者の死の2つ。
真中は、Kカンパニーの方々のが入りました。
ボレロは、ローラン・プティ氏の振り付けで、これはこれで、なかなか良いのですが、
なんと言っても、ジョルジュ・ドンのベジャール版が頭にシッカリ入っていますので、どうしても
最高にはならないんだな〜
アチラが無ければ、感動なのでしょうが・・・
若者・・・の方は、ストーリーがあるし、熊川さんの身の軽さが、凄いな〜と思える場面も随分ありました。
うん、なかなか見ごたえのある公演でしたね〜

ベジャール、「少年王」は、映画「王は踊る」のルイ14世ものなので、面白いに違いないと
見てみることに・・・
始めは、バレー・フォー・ライフだけにしようかな・・・と思ったのですが、こちらも見逃せないのでは・・・と
高いチケットを買い込みました。

「少年王」の前に「タンゴ」と「ホアンとテレサ」がありました。
タンゴはなかなか面白いし、素敵。
特に大天使のタンゴは、3人の美形バレーリーナーがほとんど裸で踊るのが、も〜う、良かったのです。
アッ、男性です。タンゴは女性は出ない。
ベジャール氏は、時々メフィストフェレスみたいな雰囲気で、お出ましになっては喋る。
フランス語なので、チンプンカンプンなのです。
日本語の解説文があるのですが、客席暗くて読めない。

ルシフェルのタンゴも綺麗だったな〜黒い髪の美形・・・ベジャール氏は美形を揃えるのが好きなんだな。
少年王もやたらとおしゃべりが入るのですが、判らない。
オペラみたいに、字幕が欲しいな〜とか思いました。
少年王の進行役というか、語り手のジル・ロマンさんは、黒い髪で素敵な方ですね〜
それと、ルイ14世のイメージの1つを演じたジュリアン・ファブローさんが良い。
ジュリアンさんは、大天使のタンゴも綺麗でした。
金髪なびかせて、絵のガブリエルとかそんな感じの美形さんです。

子役の王様も可愛い。
女性は、黒いバレーリーナーさんカトリーヌ・ズアナブールさん(キューバ)が光っていました。
男性も、二人黒い方がいますし、日本人は3人入ってます。
以前も、綺麗な黒い男性を見たことがあります・・・うん、ベジャール氏は人種差別をしないのだ〜

トイレでの女性の会話ですが・・・並んでる間、後ろの方がかなり大きな声でおしゃべり。
「ガッカリだわ〜有名なんで、もっと素敵だと思ったわ。なんで、ここは女性が魅力ないのかしら・・・
いっそ、男だけのタンゴは良いのだろうけど、やはりバレーは女性じゃない」と二人でブツブツ・・・
確かに、女性ダンサーはあんまり魅力はありません。
振り付けも、男性が光るように出来てるんだな〜
女性は、小柄な黒いカトリ-ヌさんが、光って見えるのは、この方モ両性具有的だからでしょう。
金髪色白のオデットタイプの方は、あんまりな〜なのです。

で、別の日に「バレー・フォー・ライフ」
こちらは、ジョルジュ・ドン様、クィーンのフレディ・マーキュリー様、ジャンニ・ベルサーチ氏の追悼曲です。
音楽は、クィーンとモーツアルト・・・・夭折の天才たちへのレクィエム・・・
これは、数年前にも日本公演があり、その時のはビデオで見てます。
衣装はベルサーチだそうですが、運動着だな〜
今回は、それに新しいのもある。
もう、モロ透けの衣装で、これはなかなかムフフ・・・なのですよ〜

かなりの大作なので、コレは1つだけで、お休み時間は無しでした。
なんか、夢中で見てしまったな〜という感じなのです。
最後は、バレー団全員がスクリーンを見る・・・私たちもです。
そこに、ジョルジュ・ドンが踊ってる映像が・・・
亡くなる1年位前に、来日しての道成寺だと思うのですが(玉三郎と競演)
白い、魔物が赤い血の涙を流す・・・手には、般若のようなお面・・・のが凄い。
なんか〜もう、エイズなので、自分の時間とかを知っていらしたと思いますので、
ご自分の心を表されたのでは・・・と思えるくらい、美しく鬼気迫るお顔のUPでした。

うん、ベジャールバレー団が、これほどまで有名になったのは、ジョルジュ・ドン様のボレロ
ではないでしょうか。
映画「愛と哀しみのボレロ」は、悪いけど、ドン様のバレー場面に価値がある映画だな〜とか思うのです。
特に、最後の場面で、第2時世界大戦の時にニアミスしてる方々のお子さん達が、ドン様は
もう、とっくに亡くなったロシア兵の息子役なのです。
ジェラルディン・チャップリンは、アメリカで有名なジャズミュージシャンの娘で、お父さんは
戦時中はアメリカ兵将校でヨーロッパに居るのね。
アウシュビッツに連行中の汽車のトイレから、線路に捨てた(助けたくて)子供の息子はロックシンガー・・・
そんな人たちが集まっての、ボレロは凄い圧巻でした。

時々思います。
なにか、特別に優れた才能を持った方は、「それをする為に生まれた」のではないのか・・・と・・・
ドン様は、バレーの為にのみ生かされていた(神様にです)
フレディ・マーキュリーさんも、クィーンのためにだけ生かされていたのかな・・・HIDEちゃんは、Xをやる為に生まれて
来たのかもしれないね〜
夭折した天才は、美しいイメージがあるし、哀しいし・・・伝説の中では行き続けられるんだけど・・・
私ャ凡人で良かったな〜と、思います。