年のせいだろうか。人とわいわいやるより、一人で自然に囲まれている方が癒される。「花鳥風月」というわけではないが、畑で雀が砂浴びをしているのを見るとかわいいと思い、庭のこぶしの緑の葉が風にそよぐのを心地よく感じる。夜、二階のリビングから白い雲にかくれかくれに見える三日月を美しく感じる。 そんな今の自分にとって最高の癒しの場がここである。 まず何よりもいいのは人がいないという事だ。だからあまり人気が出ては困るのだ。9時の開門と同時に入るとほとんど独り占めの世界だ。 花の名前とか鳥の名前とかそういう事はどうでもいいのだ。この湿地帯に下りると自然に包まれてしまう。 小川のせせらぎ、風のささやき、鳥のさえずりが最高のBGMだ。緑の小道を歩いて行くと非日常の世界へと入っていける。どこまで行っても人と出会わないと不思議な世界に入り込んだようで、うれしくなる。京都の石庭を眺めるより、この沼と緑の木々を眺める方が自分には贅沢である。 今の季節はウグイスとオオルリであろうか。鳥の鳴き声が絶えない。 上の写真はデジカメで音声入りで撮ったものだ。 隣の七沢リハビリステーションの遊水池もエメラルドグリーンの湖面が美しい。 ひょうきんなこぶ白鳥が大声でいつも迎えてくれる。かわいくて愉快な奴なのだ。 パンをまくと鯉とカモが多数群れて来る。これも癒されるね。 |